これは他愛の無い日常の物語。
夕闇迫る駅前のロータリー。人々の悲鳴と、警察の発砲音が響く。
「カーーーーニカニカニ!!!そんな豆鉄砲効かないカニ!!!」
巨大な蟹の魔物がハサミの手を開くと、その中から
ダダダダダダダダダダ!!!
弾丸が放たれる!!!
「きゃぁああああああ!!!!」
無力な人々の叫びが最高潮に達した時、
弾丸を防ぐ光のバリアが現われ、そして
「みんな落ち着いて。もう大丈夫だから。」
ふわりと舞い降りた白と黒の二人の魔法少女。
別の世界線の物語が歪んで生まれた魔物・・・この世界の全ての武器が通用しない恐ろしい異形と戦えるのは、ボク達魔法少女だけ。
だからボク達は皆の希望。世界を救える唯一の刃。
「ここから先はこのボク、ミラクル・コトハと、」
「わたくし、グレイス・ネオンがお相手差し上げますわ。」
魔物に向かってボク達は見栄を切る。
「おーーー!!!!」
周囲の人々が歓声を上げた。
「ここは戦場になりますわ。お巡りさん達、避難誘導はよろしくお願いしますわ!」
ネオンちゃんがスティックを掲げると、空中に物々しい大砲が出現した。
「やばい!みんな早く逃げるんだ!!」
ボクの声を待たずに大砲は弾丸を発射して、
ドゴーーーーン!!!
地響きを伴う凄まじい爆発が起こる。
「すげぇ・・・」
誰かが呟いた。
「流石魔法少女だ!」
周囲の空気が緩みかける。
「ダメだ!まだ終わってない!!」
ボクがそう叫ぶのとほぼ同時に、爆炎の向こうから弾丸が放たれる!
ダダダダダダダダダ!!!
ボクはスティックで弾丸を叩き落としながら駆け寄り、
「たぁあああああ!!!」
スティックを巨大ハンマーに変化させ殴りつける!
ガイイイイイイイイイン・・・!!!
鈍い衝撃に手がビリビリする。
「カーニカニカニ!!可愛いお嬢ちゃんからマッサージしてもらえるなんて、夢みたいカニ!」
砲撃を受け、ハンマーで殴られてなお無傷の魔物がニタニタと嗤う。
「くっ・・・さすがに手ごわいね。」
「えぇコトハちゃん。でも負けませんわよ!!」
もしも一人だったら、敵のあまりの頑丈さに挫けそうになっていただろう。でも今は・・・
「うん!ボク達の力を見せてやろう!!」
今はネオンちゃんがいる。二人なら挫けない。どんな相手だって負けやしない!!
「たぁああああああああ!!!!」
こうしていつものように戦いが始まって・・・そして・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「ぎゃーーーー!!!負けたカニーーーーーーーーー!!!!!!」
巨大なカニの魔物が断末魔をあげながら崩れていく。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・まぁ・・・楽勝でしたわね。」
そう強がるけれど、ネオンちゃんの足がガクガク震えて今にも倒れそうなのがそばにいると分かる。魔法少女の力で傷は全て癒えているけれど、魔物の放つ弾丸や泡で胸を執拗に責め抜かれたのだ。今も苦しいだろうに、それでも必死に強がり笑顔を作っている。
「さぁ帰ろう。もう終わったんだ。」
かく言う僕自身も、カニの魔力で地面から生えた柿の木の根っこに締め上げられ・・・なすすべなく・・・あぁぁ・・・まだ胸が疼く・・・根っこが胸に張って・・・中から・・・エナジーを・・・
気を抜くと息が荒くなってしまう。余韻に悶えてしまいそうになる。でも終わったんだ。勝てたのが不思議なくらいの激闘だったけれど、とにかく今日も終わったんだ。
いつの間にか、夜空に丸い月が浮かんでいた。心地よい風に吹かれながら、変身を解こうとしたその時・・・
「きゃぁああああああああ!!!!」
絹を裂くような悲鳴が響いた!
「カーニカニカニ!!貴様らよぉ!!俺っちの親父を殺しておいて、ただで済むとは思ってねぇだろうなぁ!!??」
巨大なカニの魔物が、パンツスーツの若い女性の首に鋏を当てがいながら叫んだ。
終わったと思ったのに・・・一瞬の事で頭が混乱する。
『新手の魔物?そんな・・・』
『どうしてまだここに人が?』
『ダメ・・・もう戦えない・・・』
『どうにかしてあの人を助けないと・・・』
『戦わなきゃ・・・でも人質が・・・』
ただでさえカラダがうまく動かないのに・・・色んな言葉で頭がグルグルしてしまう。
そんなボクの前に、
「ウースウスウス!!カニ親父さんの仇をとるでゴワス!!」
臼に筋肉質の腕と脚が付いた魔物がいつの間にか立っていて・・・巨大な杵を振り下ろした!
「コトハちゃん危ない!!」
ボクを押し飛ばしたネオンちゃんの柔らかいお腹に・・・臼の魔物の杵が突き刺さって・・・
ドゴン!!
「あぐぅ・・・うぉぉおおお・・・」
ボクを庇ったネオンちゃんが、杵に打たれて飛ばされてしまう。
「ネオンちゃん!!!」
さらに、その飛ばされた先に・・・巨大な棘の塊があって・・・背中から打ちつけられてしまって・・・
ザクザクザク!!!
「あぁぁあああああ!!!」
カラダ中を棘に刺されて、磔にされたネオンちゃんを
「クーリクリクリ!!オイラの棘の味はいかがでちゅかぁ?ねぇ?ねぇ?」
棘の塊が嘲笑う。
「くっ・・・うぁ・・・こんなの・・・なんでも・・・ない・・・ですわ・・・」
「クーリクリクリ!!それはすまなかったでちゅ!本気でおもてなしするでちゅ!!!」
ジュウウウ・・・肉の焼けるような音がして、
「っぁぁあああああああああ!!!」
ネオンちゃんが苦悶の悲鳴を上げた。あぁぁ・・・棘にカラダの中から焼かれているんだ・・・
「ネオンちゃん!!」
目の前で仲間が責められているのに・・・ボクはそれを助ける事が出来ない・・・なぜなら・・・
「ハーチハチハチ!!ダメよぉ~~~貴女は私のお・も・ちゃ♡逆らったらあの人間が・・・ハーチハチハチ・・・」
後ろから巨大な蜂の魔物にしがみ付かれて・・・筋張った六本の腕で弄られて・・・
「くふっ・・・んぅぅ・・・」
『全く・・・君はなんてハレンチな奴なんだ。仲間が拷問を受けて苦しんでいるのに、自分は快楽を貪っているんだからね。』
頭の中で本が、ボクを蔑む言葉を綴る。
あぁぁ・・・そんなことない・・・って思いたいのに・・・茨に締め上げられる心臓の痛みが・・・ボクが・・・魔物の責めに感じていることを如実に物語ってしまう・・・
「うはぁっ・・・んぁ・・・や・・・やめ・・・ひぁ・・・」
蜂魔物の毒針が、背中やお尻を撫でまわす・・・あぁぁ・・・針の冷たい感触と・・・いつ毒針を刺されるか分からない恐怖と・・・弄ばれている屈辱が・・・あぁぁ・・・ボクを苛める・・・
「あぐっ・・・ぐあぁあああああ!!!」
ネオンちゃんの声が響く。
あぁぁ・・・
ドスン!
杵で胸を打たれて・・・打たれる度に、棘が深く刺さっていく・・・
「ウースウスウス!!苦しいでゴワスか?苦しいでゴワスかぁ!!??」
「クーリクリクリ!!苦しめでちゅ!もっと苦しめでちゅ!!」
「う“ぁ“っ・・・こ・・・こんな責め・・・なまぬる・・・い・・・あぁぁあああああ!!!」
ジュウウウ・・・ネオンちゃんの肉が焼ける音がする。
灼熱の棘と杵、二体の魔物にネオンちゃんが責められているというのに・・・ボクは・・・
「ネオンちゃんを・・・はなせ・・・あぁぁ・・・っっ・・・いたぶるなら・・・ボクを・・・んはぁぁ・・・」
「コーブコブコブ!!人の事を気にかけてる場合じゃないコブよ~~~」
あぁぁ・・・また新手の魔物・・・ヌルヌルとした昆布の魔物がボクのカラダに纏わりついて・・・
ぬとぉ~~~・・・くちゃぁぁ~~~・・・
糸を引く粘液を擦りつけながら蠢いて・・・あぁぁぁぁっっ・・・腿や股間・・・お腹に・・・そして胸を・・・好き放題に嬲って・・・
「んはぁぁあああ・・・んくあぁ・・・ぃぁぁぁああ・・・」
仰け反った顎を蜂魔物に持ち上げられ・・・そして、
かぷっ・・・
首筋に噛みつかれてしまう。
「っぁ・・・ああ・・・ぁ・・・あぁ・・・」
こ・・・こんな・・・されるがままになるなんて・・・あぁぁ・・・ボクのことはどうなってもいい・・・命を燃やしつくしてもいいから・・・ネオンちゃんは・・・たすけ・・・な・・・い・・・と・・・
魔力を・・・残り少ない魔力を・・・全身からかきあつめ・・・て・・・
ぼぅ・・・
胸元のブローチが淡い光を放つ。
かき集めた魔力で・・・攻撃を・・・
しようと・・・した・・・けど・・・
「美味しそうな魔力コブ!いただきま~~~~す。」
ぬとぉおおおおお~~~~~!!!
そのブローチに、昆布魔物が張り付いて・・・
ちゅる・・・じゅるじゅる・・・
あぁぁ・・・かき集めた魔力が吸われていく・・・
「ひぁっ・・・そ・・・そんな・・・あぁぁん・・・だめ・・・あぁぁ・・・すわれたら・・・も・・・もう・・・あぁあぁぁああ・・・」
「カーニカニカニ!!分かってるだろうなぁ?妙な真似しやがったらこの女の命はねえんだぞ!!」
カニの魔物が、女の人の首を鋏で切る仕草をする。
そ・・・そんな・・・あぁぁ・・・ボク・・・もう・・・だれも・・・だれも助けることが・・・あぁぁぁ・・・
「ハーチハチハチ!!お尻をそんなにクネクネ動かして・・・魔力を吸われるのがそんなに気持ちいいの?それとも、敗北の快楽を貪っているの?」
「んはぁぁ・・・そ・・・そんなこと・・・あぁぁ・・・」
蜂魔物の針が、お尻をツー―――と撫でまわすみたいに・・・あぁぁ・・・ちがう・・・そんな・・・魔物の針は動いていない・・・ボクのお尻がイヤらしく蠢いているんだ・・・
なんて・・・いやらしい・・・
「んくぅ・・・ぅぁ・・・あぁぁん・・・」
ギリギリギリギリ・・・快楽を貪るボクを罰する茨が・・・心臓を強く・・・あぁぁ・・・強く締め上げる・・・
「んあぁぁぁ・・・」
仰け反った胸を・・・昆布魔物に激しく責められて・・・
「ぃぁ・・・あぁぁぁん・・・んぁ・・・あ・・・あ・・・あぁぁぁ・・・うあぁああああああ!!!!」
カラダ中が爆発したみたいになって・・・それから・・・とろけたみたいに・・・力が入らなくなって・・・ビクンビクンと震えて・・・
「はぁ・・・はぁ・・・んぁ・・・あぁぁ・・・」
あぁぁ・・・ボク・・・魔物の責めで・・・
「ハーチハチハチ!!いったのね~~~」
「コーブコブコブ!!いっちゃった♪」
ぁ・・・あぁぁ・・・言わないで・・・
「仲間があんなに苦しんでいるのに・・・」
「自分一人気持ちよくなっちゃったコブ♪」
ネオンちゃんが苦しめられているのに・・・ボクは・・・
『全く・・・君は本当に最低なやつだな。』
言わないで・・・言わないで・・・言葉でボクを・・・貶めないで・・・
「ぁ・・・あぁぁ・・・」
「コイツ、罵られて感じているコブ!」
「イヤらしい格好していると思ったら、やっぱりただの変態だったのね。」
「ち・・・ちが・・・あぁぁ・・・ぼ・・・ボクは・・・そんなんじゃ・・・」
「あらそう?じゃぁ、こんな事されても平気よね?」
ヌプっ・・・!!
蜂魔物の毒針が・・・大事なところに・・・
「はぁぁんっっ!!!」
「あらぁ~~~?カラダを仰け反らせてどうしちゃったのぉ~~~~?変態じゃなかったら、感じたりしないわよねぇ~~~」
「んくっ・・・くぁ・・・ら・・・かんじてなんら・・・んぁぁあああん・・・」
ぬっぷぬっぷぬっぷ・・・イヤらしい音を響かせながら・・・激しく抜き差しされて・・・
「あぁぁん・・・あぁぁ・・・ぃぁ・・・あぁぁあああああん・・・」
突きあげられる激感に、弄ばれてしまう。
「ハーチハチハチ!!感じてないなら、どうしてイヤらしい声を出しているの~~~?」
「コーブコブコブ!!犯されてカラダをクネクネさせて、エッチな魔法少女だコブ~~~」
魔物達の言葉に、ボクはもう何も言い返すことも出来ずに、
「あっ・・・んぁ・・・はぅ・・・あんっ・・・んくっ・・・くぁ・・・あぁぁん・・・」
襲い来る性感に翻弄されながら、嬌声を上げ続けることしか出来ない・・・
「ぃぁ・・・あぁぁぁん・・・やめ・・・ぃぁ・・・んぁぁぁん・・・」
蜂魔物にイヤらしく悶えるボクのカラダを、昆布魔物がイヤらしく粘液でコーティングしていく・・・あ・・・あぁぁ・・・ボク・・・なんで・・・こんなに・・・いやらしい・・・あぁぁん・・・助けなきゃいけないのに・・・人質の女の人も・・・ネオンちゃんも・・・それなのに・・・あぁぁ・・・それなのに・・・
「いくわよ!!受け止めなさい!!」
蜂魔物の毒針からドクンドクンと毒液が注がれる・・・子宮が・・・熱い毒に犯されて・・・
「いや・・・あぁぁん・・・や・・・あぁぁぁぁ・・・」
ドゴ―――ン!!ドゴ―――ン!!!
イガ栗の棘に囚われたネオンちゃんの胸の上で・・・巨大な臼魔物が飛び跳ねている。あんなに大きくて重そうな魔物に胸を押しつぶされて・・・その度に、
「あぅ!ぅぁ!ぐぁ!っぁああ!!!」
可哀そうなネオンちゃんのカラダがビクンビクンと跳ねるように痙攣する。棘が・・・ますます深く刺さっていく・・・
「やめ・・・あぁぁ・・・も・・・もうやめ・・・」
やめて・・・これ以上したらネオンちゃんが・・・ネオンちゃんが壊れてしまう・・・
「やめて?冗談言わないで頂戴。まだまだ犯し足りないわ。」
蜂魔物が耳元で囁いて・・・また
ヌプ・・・ぐちゅぐちゅ・・・
抜き差しが・・・針の抜き差しがまた始まって・・・また犯されて・・・
「いぁ・・・あぁぁん・・・あぁぁ・・・あぁぁあああ・・・!!!」
ぁぁぁ・・・性感で霞む視界の中で・・・ネオンちゃんが苦しんでいる・・・ネオンちゃんは・・・世界を・・・みんなを・・・魔物から救うために戦ってきたのに・・・それが・・・それがこんな結末を迎えるなんて・・・こんな物語・・・こんな物語いやだ・・・
ネオンちゃんの物語は・・・『末永く幸せに暮らしました』で〆られるべきなのに・・・
あ・・・あぁぁ・・・どうして・・・あぁぁ・・・だれか
だれか・・・たすけて・・・
「だ・・・大丈夫ですわ・・・わたくしは・・・こんなせめ・・・なんとも・・・あぐぅう!!!」
激しい責めを受けながら・・・ネオンちゃんが微笑もうとした。ボクよりもずっと辛いハズなのに・・・
「ウースウスウス!!ならばこういうのはどうでゴワスか!!??」
臼魔物が高く跳び上がると、その巨大な体躯が変形し逆三角形のピラミッドのようになる。それが高速回転しながら・・・
ネオンちゃんの胸に落ちて・・・
ギュイイイイイイイイイン!!!
「うあぁぁあああああああああああああ!!!!」
胸を抉られる痛みに、ネオンちゃんが悶え喘ぐ。も・・・もうやめて・・・ネオンちゃんを・・・苦しめないで・・・
そう言いたいのに・・・
「んはぁぁっ・・・や・・・やめ・・・も・・・もう・・・あぁぁあああ・・・」
みっともなく犯されながら、情けない声を上げることしか出来ない。
「ハーチハチハチ!!また行くわよ。全部受け止めなさい。」
ドピュ!・・・ドクンドクンドクン・・・またボクの子宮に、毒液が・・・
「んぁ・・・あ・・・あぁぁ・・・あぅ・・・」
女性として一番大事なところが・・・穢されていく・・・
「ウースウスウス!!お友達はもうダメでゴワスね!」
「ぅぁ・・・ば・・・馬鹿いわない・・・で・・・コトハちゃんは・・・負けませんわ・・・うぁあああああ!!!」
ギュルギュルギュル!!!!
ネオンちゃんの胸を抉る回転が激しくなる。
「くぁぁああああああ!!!・・・ぅぁ・・・こ・・・こんな責めじゃ・・・わたくし・・・まけま・・・せんわ・・・うぁぁああ・・・」
「クーリクリクリ!!そんな減らず口、叩けなくしてやる!!!」
ジュウウウウウ!!!!
イガ栗が真っ赤になって、さらに熱を上げてネオンちゃんを焼き責める。
「あぐっ・・・ぅあ・・・こんなの・・・本場のサウナに比べたら・・・あぁ・・・まだまだですわ・・・」
「ウースウスウス!!!」
「クーリクリクリ!!!」
臼魔物の回転があがり、クリ魔物がさらに温度を上げる。離れているボクにもその熱さが感じるほどに・・・
「うぁ・・・ね・・・ネオンちゃん・・・あぁぁああっっ・・・」
パンパンパン!!!
ズリュウウウウウ・・・ヌチャァアアアアアアアア・・・
それに呼応するように、蜂魔物も昆布魔物もますますボクを激しく犯し責め嬲る。
「あぅ・・・あぁぁぁん・・・あ・・・あぁぁ・・・んぁ・・・んうぅ・・・こ・・・こんなの・・・へ・・・へっちゃら・・・んあぁぁああっっ・・・」
ネオンちゃんが・・・あんなに苦しい責めを受けているネオンちゃんがまだ折れてない・・・から・・・ボクも・・・負ける・・・わけには・・・
「ま・・・まだまだ・・・んくぅう・・・まだまだ・・・ぬるい・・・ですわ・・・」
ボク達の言葉に、魔物達の責めがさらに激しくなる。
「クーリクリクリ!!!そこまで言うなら、消し炭にしてやる!!!」
ジュ・・・焼けるような熱波がクリ魔物からあがる。
だめ・・・ネオンちゃんが・・・ネオンちゃんが燃えちゃう・・・
ボクがそう思ったその時、
バ――――――――ン!!!
激しい破裂音と共に、
クリ魔物が爆発した!!!
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「あ・・・ぅ・・・ぅぅ・・・ね・・・ネオンちゃん?」
爆発は魔物達を跡形もなく吹き飛ばした。ボクはボロボロのカラダをやっとの思いで立ち上がらせ、爆心地に力なく倒れる仲間に駆け寄ろうとした。
「だめねぇ。あれじゃぁ人質になった人も無事じゃすまないじゃない。」
ねっとりとした声が響いた。月光の下、一人の女の人が立っていた。魔物に鋏を突きつけられていた女性だった。
「でもまぁ、物語としては良かったわ。退屈しなかったもの。」
その女性が髪をかき上げると、その洋装が一瞬で変化した。パンツスーツ姿から、艶めかしいアラビアの踊り子の姿に。
「魔法少女?・・・いや・・・君は・・・魔物・・・なら・・・たたかわ・・・ないと・・・」
爆発で負った傷は、まだ完全に癒えきっていない。それに魔力ももう・・・でも・・・それでもボクは・・・
「妾が相手してあげてもいいんだけど・・・でもせっかくだから、こいつにもう少し頑張ってもらいましょうか。」
そう微笑んだその手には、一匹のカニが握られていた。力なくカサカサと動くカニに女性が爪を深く突き立てると、カニのお腹に苦しげな男の顔が浮かび上がった。
「ぅ・・・ぁ・・・ぁ・・・」
さっきまで巨大だったカニの魔物が、小さくなって苦しげな声を上げている。
「さぁ、物語を聞かせて下さいな。千と一つ紡ぎあげたら、命を助けてあげましょう。」
女のその言葉に、
「ぎおんしょうじょのかねのこえ・・・」
カニが何かを語り始めた。
ベベン・・・ベベン・・・
遠くから琵琶の音色が聞こえる。
ボゥ・・・
いくつもの人魂が現われて、そして闇からぬッと瘦身の男達が現われた。一糸まとわぬ彼らは全身の毛という毛がなく、その代わりにビッシリとお経が書かれている。その魔物達は念仏を唱えながら、ゆっくりと近づいてくる。もう戦う術のないボクに向かって・・・じわじわとゆっくり・・・
「うぐ・・・くっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
月光に照らされて、彼らの姿がハッキリしてくる。ボクは恐怖に呑まれまいとするのに精一杯だった。その顔には、びっしりとお経で埋め尽くされたその顔には耳がなく、また目も潰れてしまっていた。
「はぅ・・・あぁぁぁあ・・・」
何もされていないのに、突然ボクは苦しみ出した。あぁぁ・・・念仏だ。怨念がこもった念仏が・・・ボクを責め嬲ってるんだ。肌に張り付き性感を辱め、耳朶から入り込み体内を蹂躙されているんだ・・・。
「あぐ・・・うぁ・・・も・・・もう・・・やめ・・・」
耐えられずに耳をふさごうとした手を背後から掴まれる。そしてそのまま引っ張り上げられ、無理矢理バンザイのポーズを取らされてしまった・・・
「んくっ・・・はなせ・・・あぁぁ・・・くるな・・・いや・・・こないで・・・ぁぁぁあああ・・・」
両の耳元で囁くように念仏を唱えられる。脳を直接揺らす呪詛の言葉に、魂が汚されていく・・・
あぁぁ・・・魔物達はボクを取り囲み、露わになって腋に・・・クネクネと蠢く股間に顔を近づけて・・・あぁぁ・・・匂いを嗅いで・・・
「いやぁ・・・はぅ・・・か・・・かぐな・・・あ・・・ぅぁぁ・・・」
ボクがウネウネと苦しみ悶えるほどに、琵琶の音が激しくなっていく。
「はぅ・・・んぁ・・・うぁ・・・っぁぁぁああ・・・」
頭がクラクラしてジンジンする・・・もう・・・苦しい以外に何も感じられなくなってくる・・・でも・・・責めが始まるのはこれからだった。
ペト・・・
首筋を何かがくすぐる・・・腋も横腹も内腿も・・・ナニカがくすぐって・・・
「はぁぅ・・・あぁぁ・・・んぁぁぁあああ・・・」
男達は筆でボクのカラダ中をくすぐって・・・あぁぁ違う・・・くすぐっているんじゃない・・・ボクのカラダに・・・得体のしれない黒い粘液で・・・呪詛の言葉を書いているんだ・・・
「うぁぁああ・・・ぃぁぁあああ・・・」
言葉に込められた欲望が、肌やレオタードから染み込んでくる。
『犯』『嬲』『辱』『虐』『拷』・・・
文字が、言葉が、思いがボクを犯し凌辱し辱める・・・
「ひあぁぁぅ・・・あぁぁん・・・うく・・・っぁ・・・あぁぁぁ・・・」
男達が唱え続ける念仏と、カラダに刻まれる呪詛・・・肌を這う筆と塗り込まれる粘液・・・成す術のないボクは、されるがままに悶え苦しむことしか出来ない・・・
「んはぁぅ・・・あぁぁ・・・いぅ・・・あぁぁあ・・・」
あぁぁぁ・・・胸に・・・小さな胸に男達の欲望が刻まれていく・・・きっと性を知らないだろう彼らの漠然とした、でもドロドロと濃い妄念が・・・膨らみかけの乳房を・・・乳首を・・・乳腺を・・・凌辱して・・・
「あぅ・・・ぁぁぁ・・・あぁぁんん・・・」
「この物語はお気に召してくれたかしら?」
魔物達の向こうから、女の嬉しそうな声が聞こえる。
「んあぁぁっ・・・くっ・・・こんなの・・・うあぁぁぁ・・・」
ボクは憎まれ口を叩くことすら出来ない。
「たっぷり愉しんで頂戴ね。縁があったらまた会いましょう。妾の名はシェヘラザード・・・千夜と一夜、物語を紡ぎ続ける者よ。」
大きな魔力が一つ、遠くへと去っていくのを感じる。
「うぁ・・・にげ・・・るな・・・あぁぁあああああ・・・」
あぁぁ・・・あんな魔物を・・・放っておくわけにはいかないのに・・・倒さなきゃ・・・いけないのに・・・
ざわ・・・ざわざわ・・・
筆で耳を集中的に責められて、腰がピクンと跳ねてしまう。耳の裏、耳たぶ、耳の中・・・いくつもの筆でくすぐられ、細かい文字で呪詛を刻まれていく・・・
「はぅ・・・うぁ・・・あぁぁ・・・うあぁぁああああ・・・」
筆が肌を這うほどに、刻まれる呪詛の念が深く濃くなっていく。
『せっかく力を与えてあげたのに、何も出来ずに負けてしまうんだね。』
頭の中の本がボクを言葉で苛める。
「ちが・・・ま・・・まら・・・まれれな・・・ぃぁああっっ!!!」
『何が違うんだい?筆でくすぐられてアンアン喘いでいるのに、これでもまだ負けてないというのかい?』
「んぁぁぁ・・・まれ・・・まれれ・・・ら・・・ひぁ・・・あぁぁん・・・」
『負けてないと自分に言い聞かせることで、まだ抗おうとすることで、湧き上がる被虐心を愉しんでいるのかい?』
「そ・・・そんな・・・あぁぁぁあああああああ・・・!!!」
ちが・・・まけて・・・な・・・ぁぁぁ・・・まけて・・・ないのに・・・
『敗北の魔法少女ミラクル・コトハ・・・君はもう何も出来ずに、永遠に責めを受け続けるんだ。嬉しいだろう?』
そんな・・・あ・・・あぁぁ・・・魔法少女の物語の結末が・・・
こんな・・・こんなバッドエンドだなんて・・・
あぁぁ・・・
「ぃぁ・・・ぁ・・・たすけ・・・て・・・」
ボクの心が敗北で満たされようとしたその時・・・
「その子から離れなさい・・・」
凛とした声が響いた。
ネオンちゃんの声だった。
「コトハちゃんから離れなさいと言っていますの。」
月明かりに照らされて、ネオンちゃんが立ち上がっていた。
魔物達が数体、ネオンちゃんに向かってかけていく。
「ネオンちゃん・・・」
ボクの声は周囲の念仏にかき消されてしまう。
そんな・・・ネオンちゃんも・・・戦えるカラダじゃないのに・・・
ガブガブ!!
あぁぁ・・・ネオンちゃんの手足に男達がかぶりついた。
「うぁぁあああああ!!!」
可愛い顔が苦痛に歪む。ネオンちゃん・・・ボクを助けようとしてくれたばかりに・・・また苦しんで・・・
ネオンちゃん・・・ごめんね・・・ボクが・・・弱いから・・・
「うぁ・・・だいじょうぶ・・・だいじょうぶですわ・・・貴女は・・・貴女はわたくしが・・・たすけて差し上げますから・・・」
ボウ!
ネオンちゃんに噛みついた男達のカラダが、白い炎を吹き上げた。
「うがぁあああーーーーーー!!!」
男達がボクを投げ捨て、ネオンちゃんの方へ叫ぶ声を上げながら駆けていく。
「に・・・逃げて!!!」
ボクは叫んだ。
けど・・・
「まったく・・・どいつもこいつも魔物ってやつは忌々しいのよ・・・忌々しいから嫌なのよ・・・忌々忌々忌々忌々・・・」
ネオンちゃんは揺るがない。ネオンちゃんは逃げたりしない。
ボウ・・・
彼女の周囲の空間に、いくつもの魔法陣が浮かびあがった。それは淡く光を放ち、そして、その中から巨大な腕が、握りこぶしを作った巨大な腕が現われた!
「忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々・・・」
ドゴ!ドゴドゴドゴ!!!
いくつもの巨大な腕が放つパンチのラッシュが始まった!
「うぎゃぁあああああああ!!!!」
殴られた男達・魔物が、断末魔の悲鳴を上げながら粉々になっていく。
「忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々忌々しいいいいいい!!!!!」
ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
巻き起こる凄まじい破壊のエネルギー!!
「ネオンちゃん・・・」
それは全ての魔物を破壊して、そして・・・
「コトハちゃん・・・わたくしは・・・なにがあっても・・・貴女を・・・」
ガクン!
とつぜん糸が切れたみたいにネオンちゃんのカラダが崩れ落ちた。限界を超えた力を出してくれたのだろう。
今すぐ駆け寄って抱きかかえあげたいけれど、ボクも仰向けに倒れたまま、起き上がれそうにない。
「ね・・・ネオンちゃん・・・ありがとう・・・いつも・・・助けてくれて・・・」
「うふふふふ・・・それはコチラのセリフですわ・・・」
ネオンちゃんが微笑んだその時、
・・・死臭のようなイヤな匂いが漂ってきた。
「イヒヒヒヒヒヒヒヒ・・・可愛いお人形じゃて・・・」
そんな・・・また新手が・・・ボサボサの髪に薄汚い着物の老婆が・・・
「「「イヒヒヒヒヒヒヒヒ・・・」」」
一体二体三体・・・次々と・・・闇の中から現れて・・・
「んぅ・・・いくら現れようとも・・・わたくしが・・・あぁぁああああ・・・」
必死に起き上がろうとしたネオンちゃんが、胸を押さえながら悶え転げた。胸元のブローチがチカチカと点滅している。魔力を使い過ぎた代償に苦しんでいるんだ。
そしてボクも・・・
「うあぁぁあああああああ・・・」
カラダ中に書かれた呪詛の言葉が疼いて・・・どうしようもなく悶え喘いでしまう・・・
「カーニカニカニ・・・まだ・・・まだ終わらないぜぇ~~~!!俺っちの紡いだ物語・・・山姥をたっぷり味わってくれや!!」
しぶとく生きていたカニの魔物が叫ぶのと同時に、山姥達がボク達に襲いかかってきた。
「イヒヒヒヒヒヒ・・・可愛い乳房だねぇ~~~~」
無理矢理上半身を抱え起こされたボクの胸に、骨ばった山姥の指が這いずり回る。
「んふぁ・・・あぁぁ・・・いやぁぁ・・・」
力なく首をイヤイヤとふるボクの耳元で、
「何がイヤなもんかね。こんなに乳首を立たせて。」
「ちょっと触るだけでビクンビクンと震えて・・・小さいのに淫らな乳じゃ。」
山姥達が囁く。
あぁぁ・・・言葉で責められるほどに、耳に書かれた呪詛が妖しく疼いて・・・ボクを辱める言葉が実態を伴って・・・カラダの中にヌルリと入り侵食していく・・・
「んくっ・・・ぁぁぁ・・・だ・・・だめ・・・あぁぁあああ・・・」
「イヒヒヒヒヒヒヒヒ・・・美味じゃ・・・美味じゃぁ~~~~」
仰け反った首筋を長く粘ついた舌で舐めまわされる・・・クネクネ動いてしまうお尻を、撫でまわされてしまう。
「んくっ・・・ぅぁ・・・やめ・・・あぁぁぁん・・・」
カラダは山姥達の責めに反応し、甘い声が漏れ出るのを抑えられない・・・魔物達に責められ嬲られ尽くしたこの肉体は・・・あぁぁ・・・すぐに屈服し恥辱の沼へとボクを沈めていく・・・
「っぁぁああああああああああああ!!!」
ネオンちゃんが悲鳴を上げる。あぁぁ・・・酷い・・・ネオンちゃんの肩に脇に横腹に腿に・・・山姥達が噛みついて・・・そして・・・胸を・・・
ザシュウウ!!!
するどい爪で引き裂いて・・・
「んくぁぁあああああああああ!!!」
「小さいくせにツンと張りのある生意気な乳じゃ!」
「そんな乳は引き裂いてやろうかの。」
ザシュ!!ザシュ!!!
あぁぁぁ・・・何度も何度も爪で裂かれて・・・
「うぁ・・・ぁぁあああああ・・・あぐぅぅ・・・」
さらに・・・首を絞められて・・・
「うぅ・・・うぐ・・・ぅ・・・ぁ・・・」
どうして・・・どうしてネオンちゃんを虐めるの?
やめて・・・もう彼女を・・・これ以上苦しめないで・・・
「よそ見している場合かのぉ?」
わさぁ~~~!!!
山姥達の髪が生き物のように蠢いて・・・ボクを弄って・・・あぁぁ・・・レオタードの中にも入りこんで・・・直接・・・胸を・・・っっ!!
「イヒヒヒヒ・・・そんなにカラダを仰け反らせて・・・」
「おねだりしなくても、その乳をたっぷり可愛がってやるからのぉ~~~」
あぁぁ・・・髪が・・・集中的に・・・胸を・・・あぁぁぁああ・・・
ジュルジュルジュル・・・
汚い音を立てて、山姥達がネオンちゃんの胸に噛みついて・・・血を啜っている。
「ひぅ・・・んぅぅ・・・お・・・ぅぁぁ・・・」
顔を真っ赤にさせたネオンちゃんの、頬におくれ毛が張り付いている。
「カーニカニカニ!!!苦しめ苦しめ!!俺っちの最期の力だ・・・山姥達は一晩で消える・・・消えるが・・・最期に・・・この最高の夜の時空を歪めてやるぜ!!!」
カニの魔物が叫ぶと、カッ!光を放ち消え去ってしまった。
「んぁ・・・あぁぁぁ・・・」
ボク達を包む空気の粘土があがった。あぁぁ・・・時間の流れがゆっくりになったのを感じる・・・
なんて執念・・・ボク達を苦しめるためだけに・・・命を燃やして・・・あぁぁぁ・・・この歪に引き延ばされた夜の間・・・ボク達は・・・されるがままに責められ続けるんだ・・・
「こ・・・コトハちゃん・・・ダメよ・・・こんなことで・・・挫けたら・・・わたくしたちは・・・魔法少女・・・どんな辱めをうけても・・・拷問をうけても・・・凛と・・・凛としているものですわ・・・あぁああああああっっっ!!」
そうだ・・・ネオンちゃんの言う通りだ・・・ボクは・・・ボク達は・・・負けない・・・何をされても・・・何を奪われても・・・
山姥がボクの口に吸い付いて・・・精気を吸い取って・・・
「うむぅ・・・ぅぁぁぁ・・・」
ゾクゾクとした性感に苦しみ悶えてしまう。
それでもボク達は・・・
何を壊されても・・・何を穢されても・・・
ボクは・・・ボク達は・・・
あぁぁぁ・・・っっ!!
負けるわけには・・・いかない・・・から・・・
これは他愛の無い日常の物語。
ボク達魔法少女の、
ありふれた日々の物語。
アヤワスカ
2022-07-18 12:29:34 +0000 UTCレノン
2022-07-18 11:03:26 +0000 UTC