前回までの流れは、こちらから読めます。
(このままじゃ勝てないニャ。どうすれば…)
盾が休憩中の今、ハヤタの攻撃を一度でも見誤れば即アウトです。
猫ちゃんは考え、ある仮説を立てました。
(これだけ動き回っていれば、その内疲れるニャ。しかも、最初からずっと動きまわているのであれば、そろそろ疲れる筈ニャ)
それならば、話は簡単です。
疲れてきたところで反撃に出れば、勝機はあります。猫ちゃんは相手の動きに合わせて距離を保つことにしました。
「何だ、やっぱりスピードだけで勝負することにしたのか? いやーー」
ニヤリと笑い、そしてくるりと後ろを向いたハヤタ。
「待ってるんだろ? 疲れるの」
ハヤタはそのまま、後ろにステップしました。真後ろ――そう、猫ちゃんがいる、真後ろです。
「ニャっ?!」
まさか背中を向けて飛んでくるとは思わず、猫ちゃんは一瞬、思考が止まりました。
再びその思考が働き始めたのは、
胸に思い切りハヤタの後ろ回し蹴りが入り、吹っ飛んだ後でした。
「俺は相手の思考を読むのも、速いんだぜ」
そんな言葉を聞きながら、なすすべもなく壁に叩きつけられた猫ちゃんは、意識を失ってしまいました――。
気が付くと、ハヤタが目の前で逆さまになっていました。
いや、違う。
「気が付いたか…お前、よく見たら可愛かったからさ」
逆さまになっているのは、自分の方だ。
「これからは、俺の好きなように使われてもらうぜ。猫ちゃん」
目覚めたての回らない頭で、必死に考えます。
そうか、自分は捕まってしまったのだ。
そして今目の前には、ハヤタの裸、そして男ならみんなついているものがあります。
きっとずっと、こんな生活なのか。
そんなの、
ゲームオーバーじゃないか。
その時、頭の中に謎の声が響きました。
「おぉ猫ちゃん、捕まってしまうとは可哀想に。私の力でもう一度時を戻してやろう」
「時、もどす…ニャ?」
急に眠くなり、猫ちゃんは瞳を閉じました。
そして目が開くと――。
次回、もう一度同じところから始めます!!!(笑)
しょっち@気ままにやってきます
2022-05-16 11:29:04 +0000 UTC藤原妹紅
2022-05-15 11:25:52 +0000 UTC