前回までの流れは、こちらから読めます。
一方、殿守護神三人衆の一人『ハヤタ』と名乗る者と遭遇した猫ちゃん。
「ははははは!!! どうだ、速いだろう! 速すぎてお前が止まって見えるぞ! 速く俺と勝負しろ!」
さっきからずっとこの調子です。
「…見えるんじゃなくて、止まってるニャ。何で速さで勝負するニャ。話に置いていかれてるニャ」
「ははは! そうかそうか! 俺の話の展開が早すぎてついてこれなかったのか! そりゃ俺が悪かった! ごめんなさい! 謝るのも速いんだぞ!!」
(多分こいつ、根は悪い奴じゃないニャー)
少し相手の事を考えていると、さすがに話の切り替えが早いハヤタ君はまたぺらぺらとしゃべり始めました。
「まず、お前は侵入者だ! たぶんこの城によからぬことをするつもりだろう! でも俺はそれを阻止せねばならない、だから戦うのだ! どうだ、ゆっくり丁寧に説明したつもりなのだが!」
「わかったニャ。やるニャ」
「おぉ! お前もなかなか話の飲みこみが早いな! 気に入ったぞ! 好きだ! 俺は人を好きになるのも嫌いになるのも速いのだ!!!」
(ただ、ちょっと面倒くさいニャー)
この話をしている最中も、ずっとなんかびゅんびゅん動き回っているハヤタ。止まってお話しなさいと教えられてきた猫ちゃんにとっては、失礼にあたる行為です。
「なんだその顔は? もしかして早すぎて俺の姿がわからないからむくれているのか?」
「違うニャ。上半身裸で目つきの悪い男の子なのはわかってるニャ」
「何だと? 見えていたのか、ショックだ…立ち直れない、が今立ち直ったぞぉぉぉぉおおお!!! どうだ速いだろう!!!」
「どうでもいいニャ…早くやるニャ…」
少し怒ってきたらしく、ブラック猫ちゃん(通称黒猫)が姿を現し始めました。
そして、
「ただ速さを比べればいいのニャ?」
「ぅおっ?!」
ハヤタの目の前に移動しました。
超高速で動き続けるハヤタの目の前を、ずっと維持しています。
それはすなわち、相手の動きに即座に対応し、同じ動きをするという、相手よりも上手でなければ出来ない芸当です。
さすがに驚いた様子のハヤタでしたが、そこから平常心を取り戻すのも速いのでした。
「お前すごいな!!! 尊敬する! 速さよりも、普通に武闘家としての戦いをしたい!!!」
「わかったニャ。ちょうど、はっ倒したいと思っていたニャ!!!」
ここに、ハヤタ対猫ちゃんの戦いが幕を開けました。
ごめんなさい、みんなで創るとかいいながら二週連続質問ありませんが、次回きっちり作ります!!!
では質問の代わりといっては何ですが、考えているお話の一部を遠巻きに予告しますね。
この後、とある理由で猫ちゃんは大苦戦を強いられます。それは本来あり得ないことですが、よくよく考えれば『まぁ、そうだよね』となるような理由…だと思います。
個人的にここ描きたかったので、次回お楽しみに!!!(笑)
たぶん今週中には描けると思います!