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韓国の大衆浴場①

ソウルの中心街から少し離れたところ。大通りと並行に走る一本の細い通りの一角にその銭湯はあった。大学4年生の3月。就活も卒論も終えた僕は、一人卒業旅行と称してソウルに来たのだった。韓国の美味もあらかた食べ尽くした僕は、ホテルに戻る前に一風呂浴びようと、スマホでソウルの銭湯を検索してここに行き着いたのだ。 ネットの情報を見る限り、歴史はあるものの中は最近改装したばかりで掃除も隅々まで行き届いた清潔な銭湯ということだった。異国の地では、どうしても衛生面が気になってしまうけど、ここなら大丈夫そうだと決めたのがつい30分前。カフェの店内にいた僕は、そこから歩いてこの銭湯までやってきた。 平日の夜6時前。客もほとんどいないだろうから、都合が良い。入り口でお姉さんに5000ウォンを渡して中に入る。日本円にして500円弱。相場は大体日本と同じくらいだ。 脱衣所に入ると、予想よりも多くの人がいた。数にして12、3人程度だが、そのほとんどが子供だ。韓国では、平日でも銭湯がこの時間から賑わうのだろうか。日本人は風呂好きというが、韓国はそれ以上ということだろうか。それにしても、子供が多いのはどういうわけだろう。 「あんた日本人?」 僕が脱衣所の入り口でその光景を眺めながら立っていると、ふいに後ろから話しかけられた。僕の後から入ってきたお客さんらしく、年齢は30代中盤くらい、背は175センチの僕より少し高いくらい。ぽっちゃり体型で、いかにも韓国人という顔つきをしている。 「そうです。日本語が話せるんですか?」 「少しね〜。日本に住んでたこともあったから。この時間、ハズレだったかもね。子供たちはみんなこの近所のマンションに住んでるお金持ちの子達だよ。時々、引率の教師が児童を引き連れて遠足に行くような感じで、誰かの親がマンションの子供を集めてここにくるんだ」 「そうなんですね」 と言いながら、僕は服を脱ぐ子供たちの顔を眺めた。そう言われてみれば、どことなく気品というか余裕が漂っているようにも感じられる。彼らが韓国の次代を担う若者たちになるのか……。 「お兄さんは学生さん?旅行で来たのかな?まあ、少し混みはするけど、ここのお風呂は最高だから満喫していってよ。ようこそ韓国へ」 笑顔で僕にそう言うと、いつの間に服を脱いだのかさっさと浴場の方へ行ってしまった。 旅先で行われるこうした交流に胸を熱くしている時間はなく、僕もさっさと脱いで浴場の方へ向かおうと思った。と、僕の目の前にいた子供がパンツを脱いだ。そこに現れたモノを見て、僕は驚いてしまった。太さは5センチ、長さは12,3センチくらいあるだろうか。とても小学生のものとは思えないくらいのモノが、パンツのゴムを抜け出してブランと垂れ下がっている。これはすごい……大人顔負けだな、なんて思いつつ、なんとなくその子の方を向いて脱ぐのが恥ずかしくなって、僕はくるっと反対側を向いた。すると、そこに飛び込んできたのは、ラタンの椅子に座り、他の子供が着替えるのを待っている子供、ではなく、その子供の股間についているモノだ。さっきの子と負けず劣らずのモノが太ももの隙間から見え隠れしている。さっきのことは違って、色も黒いので、顔さえ見なければまるで大人のペニスだ。 韓国人恐るべし、と思いながら、別の方へ向くとさらにまた巨根が目に飛び込んでくる。一体ここはなんなんだ。巨根の子供が集まる銭湯なのだろうか。 このままでは僕の面目丸潰れだ。彼らの倍近く生きているものとして、あんな子供よりペニスが小さいなんてことは耐えられない。しかも、日本にいたときは、韓国人のペニスは世界一小さいと聞いていたのだ。勃起しても長さはたったの9センチ。人種差別主義者ではないけれど、韓国人に負けたこと、しかもまだ小学校も卒業していないような子供に軒並み負けたことが僕のプライドを傷つけた。 子供たちはみんなすっぽんぽんになり、お風呂に入る準備ができたらしく、われ先にと浴場へかけていった。その後ろ姿を見守る僕の瞳には、走るにつれ、太もものあいだで振り子のように揺れる子供たちの巨根が映っている。 僕は急に恐ろしくなる。この子供たちは、今はまだ10歳そこそこかもしれない。だけど何年後かには、一人で日本に来られるくらい大きくなって、もしその頃まで日本で韓国フィーバーが続いていれば、いや、韓流というものが日本に根付いてしまえば、あの子たちは日本の女の子が放っておかないだろう。そしてあの凶悪なペニス。僕は、日本人男子の未来に待ち受けているものを予期して身震いした。 誰もいなくなった脱衣所でボクサーブリーフを下すと、寒さで縮こまった3センチのちんこが「ぴょこん」と姿を現した。


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