日本人と韓国人の保健体育14
Added 2021-01-19 14:59:42 +0000 UTC結局、麻里ちゃんにはジンスとの関係を直接聞くことはできなかった。 麻里ちゃんからの「セックスする?」という予想外の申し出によって、僕がそれまで頭の中で考えていた色々なことはすべて吹き飛んでしまった。 僕がパンツの中であっけなく射精してしまってから、表面上は優しくしてくれているものの、麻里ちゃんからの視線はなんとなく冷たいものになり、僕もそれ以上麻里ちゃんに積極的に話しかける機会を失ってしまった。 こんなんじゃダメだ。明日、学校に行ったら、もう一度麻里ちゃんの家で勉強したいと頼んでみよう。そして、明日こそ、今日できなかったセックスを成功させるんだ。 僕は心に固く誓って、風呂に入り、眠りに就いた。 翌朝、学校で麻里ちゃんを見かけると、僕は一瞬だけ緊張したが、すぐに自分を奮い立たせて話しかけた。 「麻里ちゃん、おはよう」 麻里ちゃんはいつもと同じ笑顔で僕の挨拶に答えた。 「あ、圭吾くん!おはよう」 こういうのは勢いで言ってしまった方が良い。僕は麻里ちゃんに聞いてみた。 「ねえ、麻里ちゃん。今日の放課後、また麻里ちゃんの家で一緒に勉強したいんだけどどうかな?」 「え?図書館じゃなくて?うん、良いよ。じゃあ、学校が終わったら私の家で!」 よかった。一大決心で聞いてみたが、思いのほかすんなり麻里ちゃんに受け入れてもらえた。もしかしたら、麻里ちゃんも昨日のことが心残りで、もう一度僕とのセックスにチャレンジしたいと思っているのかもしれない。それなら好都合だ。 1時間目、2時間目と学校で過ごす時間が長く感じる。早く放課後にならないかな、と頬杖をついて外を眺めながら思う。授業の内容などまったく頭に入っていない。 昼休み、校庭で友達と遊んで教室に戻る途中、下駄箱のところに麻里ちゃんとジンスがいるのが見えた。麻里ちゃんとジンスが二人で? 麻里ちゃんは下駄箱を背にして立ち、ジンスは麻里ちゃんを追い詰めるように向かい合っている。 ジンスがいても関係ない。僕は、「麻里ちゃんは自分の彼女だ」とでも言わんばかりの勢いで二人の間に割って入る。 「麻里ちゃん!」 二人は僕の姿に気づいた。ジンスは僕に向かって何か言いたげな顔をしたが、すぐに後ろを向いて、「じゃあ、麻里、あとでな」と言って去っていった。 「麻里ちゃん、大丈夫?ジンスと何話してたの?」 心なしか顔を好調させている麻里ちゃんは、虚な瞳で僕から目をそらし、「ううん、なんでもないの」とだけ言った。 「ジンスとはあんまり仲良くしない方がいいよ。性格もガサツだし、麻里ちゃんも話してて楽しくないでしょ。もし、無理にジンスと話してるんだったら、僕からジンスに言っておくよ」 男らしいところを見せたくて、つい大口を叩く。本当はジンスにそんなことを言う度胸なんてないのだけど……。 麻里ちゃんは困ったような笑みを浮かべて言った。 「ううん、それは大丈夫なの。大丈夫なんだけど……。圭吾くん、今日約束してた放課後の勉強会、やっぱりなしでいい?さっきの理科の授業の小テストの点数が悪くて、居残りになっちゃったの」 「え!」 そ、そんな……。今日1日、麻里ちゃんとの勉強会だけを楽しみに生きてきたのに……。 「ごめんね、また誘うから」 そう言って麻里ちゃんは教室に戻っていった。 放課後、どうも釈然としない僕は理科室へと向かう。理科室には追試を受ける何人かの生徒がいたが、そこに麻里ちゃんの姿はない。窓から理科室の中を覗き込んでいると、ふいに後ろから声をかけられた。 「よう!圭吾も追試か?」 「健人!驚かせるなよ」 「そんなところで覗いてないで早く中入ろうぜ。早く帰ってゲームしてーよ」 「いや、僕は追試じゃないんだよ。それより、麻里ちゃんが追試を受けるはずなんだけど、まだきてないみたいなんだけど…」 「麻里ちゃんが?麻里ちゃんは今回の小テスト満点なのになんで追試を受けるんだ?」 「え?満点?」 「うん。俺、麻里ちゃんと隣の席だから小テストは交換して丸つけするんだけど、麻里ちゃんは満点だったぞ。やっぱりお嬢様の中学受験組は違うよな」 麻里ちゃん、追試で居残りは嘘だったのか……。 「わかった、ありがとう」 僕は健人に礼だけ言うと、早足である場所へ向かった。麻里ちゃんの家だ。 考えたくなかった結末、考えようとしてこなかった結末。今日の昼休みの麻里ちゃんとジンスの様子からなんとなく心の底にしこりはあったが、あえて見ないようにしてきた。まさか、そんなはずはない。すべて自分の思い過ごしであってくれ。そんなことを考えながら麻里ちゃんの家への道を急ぐ。 行ってどうするかを考えていたわけではない。行っても家に入れなければ意味がない。そもそも麻里ちゃんは本当に居残りで、追試とは別に、他の場所で居残りをしているかもしれないのだ。だけどー、確かめておきたい。 麻里ちゃんの家の前に着いた。さて、ここからどうしよう。ふと見上げると、麻里ちゃんの部屋の窓が開いている。最近模様替えした麻里ちゃんの部屋のカーテンが窓から出てチラチラと揺れている。と、薄いレースのカーテンの向こう側に一つの影が見えた。麻里ちゃんの影ではない。男の影。そしてあの影はおそらく——— 僕は何も考えずに麻里ちゃんの家の敷地内に入った。ドアノブに手を掛ける。もちろん鍵は閉まっている。家の横を通って庭の方に出ると、庭に面した1階の窓はどうやら開きそうだった。意を決して、窓に手をかける。こんなところ見られたら言い訳のしようがない。でも麻里ちゃんが大変な状況にあるかもしれないんだ。僕には大義名分がある。 家の中に入った僕は、一歩ずつ2階への階段を踏み締め上っていく。まるで泥棒のように音を立てずに静かに。 「ああああああああああっ!!♡♡♡♡♡」 その時、ものすごい声が家の中に響いた。麻里ちゃんだ。そして、その声は、夢の中で聞いた麻里ちゃんのあの嬌声そのものだった。僕は、静かに、しかし急ぎながら階段を上り、麻里ちゃんの部屋の扉をそっと開けてみた。 中にいたのは、美しいオスとメス。 ジンスと麻里ちゃんが裸で絡み合っていた。