こんにちはこんばんは〜〜ぱぱを🐼🐾です。
今回から上げるのはpixivにも投稿しない予定のサンプルです。支援者の方のみお楽しみいただけます為、Twitterなどで本内容について呟くのはお控えいただけますようお願い申し上げます。
そしてそして……!
時間になればこちらのページから予約できるようになりますので、当日会場に来れない方はどうぞお忘れなく〜〜!手数料のせいで割高になってしまって申し訳ござらぬ🙇♂️
……そして当日のお品書きも先行で公開させていただきやす。
この各作品タイトルたちの部分だけに使われているフォント、めちゃくちゃ個性あって笑う。吐き溜って名前のフォントらしい。こんなんあるんかいな。圧が強い。
前回イベントで頒布した本は印刷代値上げ前ということもあってたくさん刷ってみたので、数はたくさんございます!通販で買うより絶対安いので、もし気になる方がいらっしゃったらお手に取っていただければと思います🐼どれも新規書き下ろしですので、ここでしか読めないオカズです!
当日皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしております。尚、今回も取り置きはしない予定でしたが、チケットが一番最後のCブロックの人で欲しい方がいらしたらお取り置きしておきますので何なりとお申し付けください。できたらTwitterのDMがいいかも……。Twitterのアカウントがない人はpixivのメッセージでもいいかもしれない。当日Aブロックで部数がかなり少なくなってしまったらTwitterでアナウンスするので、そしたらBブロックの人も取り置きします。
ちなみにAブロックだと絶対売り切れないと思うので取り置きはしないです😇取り置きを管理するのも中々に大変なのでね……ははは。
会場限定オカズ券ですが、今回は新規で用意はしてません。というか用意する余裕なかった。ごめん。その代わり前回、前々回のイベントで出してたオカズ券は持っていくので持ってない方はこの機会にぜひ。
……こんなもん、ですかね。ではでは、今日も楽しんでいってください〜〜。
※以下、サンプル本編。
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タイトル:たかが体育、されど体育
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体育の授業は本当に憂鬱だ。それがもっと憂鬱になる日が来るとは。旧校舎へ僕を呼びつけてきた人物、それは……猪原先生だった。体育の授業について、何か言いたいことがあるらしい。僕がいつも授業ギリギリまで走っていることの説教だろうか。それは僕の運動能力のせいだからどうしようもない。あれやこれや考えても仕方ないので心臓をバクバク鳴らしながら僕は古びた引き戸を開けて中へと入り込む。相変わらず狭い職員室だ、それに……タバコのニオイがかなりキツい。昔は喫煙所で吸わずとも座席で座っていたらしく、その名残がまだ残っている。僕は頭の後ろで腕を組みながらマズルの上で器用に鉛筆を乗せている猪原先生の元へと向かった。
「おお、来たか。実はな、非常に言いにくいんだが……体育の件で――」
「えっ……」
今期の体育は冬のマラソン大会とかいう成績の結果と、授業での様子を見て成績が決まるそうだった。当然ながら僕は毎年体育の先生からお情けで三という一番平凡な成績をつけてもらっていたのだが、今期はどうやらそういうわけにもいかないらしい。
「このままだと一、をつけてしまうかもしれん。何度か体調不良で授業を休んだ事もあったろう。出席率もあまりよくなくて、成績も……ビリ。これではううむ……体育の成績会議でワシが熱弁しても三をつけるのは厳しいだろうな」
「どっどうにかならないんですか、今期までの成績は大学受験に響くのは先生もよくご存知でしょう‼︎」
「しかしなぁ、ワシの一存だけではどーにもならんこともある」
「先生‼︎」
ううむと困り顔で顎に手を置きながら鼻の上を鉛筆を退かし、ポリポリと掻きむしる先生。成績の付け方事情については流石によくわからないけども、僕の体育の成績はそんなに悪かったんだ……。まぁ無理もない、クラスのヤツらも獣人ばかりだし成績のいい順に評価が高いのは当然のことだし。おまけに評価の対象となる種目はマラソンという体力不利が顕著に表れる。だけどここで三よりも低い評価をつけられたら間違いなく大学推薦入試の面接で不利になるだろう。内申点というものは各高校で働いている教科担任の匙加減で決まるとはいえ、一やニがついた成績表を見ていい顔をする者はなかなかいない。普通にしていれば誰でも三という平凡な数字はとれるのだから。悪い意味で目立つような成績は絶対に避けるべきだし、取るべきではない。
「まだ成績をつけるまで……ふむ、一ヶ月はある。それまで熱心にワシの言う事を聞いて授業に取り組んでいればあるいは……」
「が……がんばりますから、どうか、お願いします先生。一は困ります」
「担任から聞いとるぞ。あの有名進学校の推薦入試を受けたいんだろう?」
僕が志望している大学は、主要な五科目だけでなく他の科目にも重点を置いていると先輩からも情報を得ていた。だから全ての科目においてそこそこ優秀な成績を収めていないとそもそも推薦入試を受けられないほどで、僕は一年の時から頑張ってきていたのだ。もちろん苦手科目も多くあったものの、それでも三という平凡な成績を取ることでなんとか事なきを得ていた。得意な数学と化学については常に五をとっているし、学年一桁順位では常連と言われるほど自信がある。それが受験生と呼ばれるこの大事な三年生で、まさか体育の授業でこんなことになるとは……。
「よしわかった。ならばまずはお前の誠意を見せてもらおうじゃねぇか」
「…………えっ」
「……ゲホッ! うわくっさ。じゃあ手始めにこの指のニオイでも嗅いでくれ」
さっきまで神妙な面持ちでお互い真面目な話をしていたというのに。猪原先生はおもむろに股座の中へ腕を突っ込んで、ボリボリと音が出るほど強く掻きむしり始める。その指で豚の大きな鼻をほじくり回しながらフゴフゴとニオイを嗅ぎ、めちゃくちゃ臭そうな酷い顔をしながら指先を僕の方へと向けてきた。何をしているのだろう、この人は……突然何を……。僕の思考は当然ながら追いつかない。そして言われている意味もよく理解できなかった。
「……は?」
「体育でいい評価が欲しいんだろう? ならワシ好みの生徒になればいい話だ。昔は特に多かったが、こうやって担任に媚び売ってな。いい成績を取って大学合格したヤツを大勢見てきた。お前も同じことをすればいいだけの話じゃないか?」
「でっ……ですけど……」
「ワシはな、こういうのを自分から進んで嗅ぎにくるような人間の方が好みだぞ。ゲヘヘヘ」
……ふざけているようにしか思えなかった。正直体育の授業中も体臭がキツくてたまらないと思っていた猪原先生が、自分の股をボリボリ掻きむしった指をこちらへ向けてくる。しかも僕の顔の目の前にまで近づけさせられ、その指にまとわりつくおぞましい臭気に僕は一歩身を引いてしまった。洗っていない股座のニオイを嗅ぎたがる人間がどこにいる。僕は睨みつけるようにして反抗の目を向けるも、先生は気持ち悪いぐらいニンマリした顔でこう言い始めた。
「ワシがここの学校に就任してから体育の成績が悪くて大学受験落ちたって話は聞いたことがないぞ。その第一人者としてお前が……グヒヒヒ、それはそれで面白そうだ。今後一生語り継がれる噂話になるだろう。体育の成績が悪くて大学の推薦入試に落っこちたアホ野郎の噂がな」
「なっ……何を言って……」
「やる気が出ない? そうか……ならワシの体臭を嗅いでくれたら部位に応じてポイントを加算してやろう。そのポイント次第で体育の成績が決まるんだ、この方がやる気が出るだろ? 勉強熱心なお前にピッタリの方法だと思うんだがな」
「ふざけないでください‼︎」
自分でも驚くぐらいデカい声が出てしまった。突きつけられた条件があまりにもその、僕を見下しているとしか思えないような発言だったから。そして不潔極まりない股座のニオイを嗅がせようとしてきたことにも腹が立つ。見た目通りのド変態教師、もう彼に尊敬の念なんて一ミリも抱けない。僕は先生の腕を跳ね除けるようにして弾いたあと、職員室を出ようと踵を返した。こんな先生の言うことを聞くぐらいなら死んだほうがマシ。それに大学はそこだけでなく他にいくらでもあるのだから。もちろん憧れの大学に入学したいという気持ちは人一倍強いと自負しているが、こちとら猪原先生の気色悪い趣味には付き合っていられない。
「じゃあ今期お前の体育成績は最低評価の”一“、だな」
「ぐっ……」
「体育の成績も学年平均よりかなり下、教師であるワシへの態度も最悪、出席日数はお世辞にもいいとは言えないレベル、これはどうしようもない生徒と言わざるを得ないな。あーあー可哀想に、人生の一大事をこんな体育という科目ひとつで狂わせてしまう子がいるとは……ワシも胸が痛くなる。うっうっ……」
人質を取られてしまったような気分だった。僕は体育の成績という人質を前に、先生が要求した条件を飲み込むほかない。だがあんな不潔なものを嗅ぐ勇気は持ち合わせていなかった。むしろ嗅ぎたいと思うヤツはこの世のどこにもいないだろう。
「どうだ、少しは嗅ぐ気になったか?」
「……」
「コイツを嗅いだら少なくともお前に一をつけることはなくなるぞ。どうだ、嗅ぎたくなったろ。鼻が曲がるほどくっせーけどな。ガハハハ!」
最低評価の一、あわよくばニも回避できるチャンスがある。ここで選択肢を誤れば僕は人生のドン底へ突き落とされ、エリートの道が閉ざされてしまうのだ。大学は星の数ほどあるとは言ったものの、僕が志望している大学は入学することに憧れる人間や獣人もそこそこ多いと聞く。履歴書にこの大学の名前を書くだけで企業からの印象も最高に良いらしい。出来る事ならそのエリート大学へ入りたい、入りたいが……僕はこの一瞬でどのような決断を下せばいいのだろう。どのような発言をして先生の好感度を爆上げさせれば良いのだろう。悩みに悩んで……答えはもう、決まっていた。少しだけ我慢すればいいことだ。この一ヶ月、心を殺して。ゲームを禁止して猛勉強するよりも遥かに辛いことかもしれないが、それでも……可能性があるのなら諦めずに頑張ってみたい。そんな強い気持ちが僕を動かした。ド変態おじさん先生の言うことを聞くのは癪であるが、これも社会勉強の一つ。理不尽なことなんて社会に出たらいくらでもあるのだから。ここは僕が大人になるべきだろう。
「…………嗅ぎ、ます」
「なんだって? 小せぇ声でよく聞こえねぇな」
「かっ……嗅ぎます、嗅ぎますから……最低評価はどうか、付けないでください……」
「ふぅん。それは今後のお前の態度次第だけどな」
フゴフゴと音を鳴らし再び自分の指のニオイを嗅ぎ回した先生は、少しだけ考えてから股座の方へと突っ込んで再びボリボリと掻き回す。……またニオイをつけているんだ。とても正気の沙汰とは思えない行動、要求。僕は猪原先生のことをもっともっと嫌いになった。卒業したら訴えてやろうかと思うほどに憎たらしいが、そんなことをすれば僕の成績が不正に付けられたものとして大学を退学させられる可能性だってある。……悔しいが、今はどうすることもできなかった。
「おら、こっち来い。嗅がせてやる」
ギシギシという悲鳴が鳴っている古椅子の上で、ジャージ姿の猪は先ほど股座に擦り付けた人差し指を僕の前まで近寄せてニンマリと笑う。そもそも茶色い毛皮が見るからに汚そうで、そこへ先生の股座を擦り付けたと脳が認識すると唐突に吐き気を催すほど気分が悪くなった。僕はなるべく息を吸わぬようちょっとだけ鼻を鳴らし、ニオイを嗅いだ……フリをした。ほぼ嗅いでいないに等しいが、それでもゴミ捨て場で漂うような臭気がほんのり僕の鼻穴辺りで漂っている。嗅いではならないニオイだと、本能が察知しているようだった。
「……おい、もっと鼻寄せて嗅げや。息止めてんじゃねぇぞ、いいニオイだって顔でもしながらワシにそのツラ見せてみろ」
「え゛っ、そっそれはっ」
「嗅げ。成績、欲しくねぇのか」
「ぐ……ぐっ……お゛っ……お゛げぇっ……」
「グヒヒヒ、いいニオイするだろ。コイツをオンナに嗅がせてやるとみんな涙流しながら喜ぶんだぜ」
鼻息が当たっていなかったのがバレたのか、先生はより近くで嗅げと繰り返し命令を続けた。仕方なく一瞬だけ嗅ごう、自分の嗅覚を殺すつもりで吸い込もう、今頑張れば大学生活は素晴らしいものになるだろう、そうやって自分を奮い立たせてほんの少し臭気を肺の中へと流し込む。体内に入った瞬間からわかる、細胞が痺れるような強烈なニオイ。トイレの便器よりも汚らしいと思わせるほどの先生の指先に、僕は鼻を近づけてニオイを嗅いだ。飼い猫や飼い犬のように少しだけ様子見をするかの如く鼻をスンスン鳴らしてみれば、指先は刺激的な雄のニオイオーラがまとわりついているのがよくわかる。ゲヘヘと笑う猪原先生の顔を見れば見るほど鼻を突くニオイがより強烈になっていくし、自分の中での気持ち悪さもピークを越していった。このおじさんの股座のニオイが……指先に……。想像すればするほど気分が悪くなって、僕はツンとくる臭気に目から涙を流しそうになるのをすんでのところで抑えきる。
「もっとこっち来い。なぁに距離とってんだよ、ワシとお前の仲だろ?」
「……あ゛っ‼︎ なにするんですか‼︎」
「ゲヘヘヘ。ワシ好みの生徒になりたいのなら、指なんかじゃなく直接嗅がせてやろう。ほぉれほれ、汗クセェだろ」
「や゛っやめっ、ゲホッゲホッ‼︎」
目にもとまらぬ早業で、僕の肩には先生のゴツくて太い腕が回される。今にも潰れて壊れそうな古椅子に座った先生と同じぐらいの身長、いや……まだ若干先生の方がデカい。そんな巨体の猪に抱き寄せられたら僕にはどうすることもできなかった。それに近くで嗅ぐとより一層かなりタバコ臭くて、汗のニオイもキツい。だが猪原先生はジャージズボンの股座を指で広げると、それ以上にキツくて濃い雄のニオイを辺りに漂わせて――。
〜つづく〜