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穢れを吸収して治療する神官が吸収しすぎで肥満化した話

戦乱の続く時代。 医療技術もまだまだ未熟で、 戦闘時の負傷で亡くなる方も多い。 そんな中で私は神官になった。 神官は対象の穢れを吸収することによって人を癒やすことが出来る。 私は今日が初めての神官としての仕事をする日だ。 同じ神官の女性、数名と一緒に野戦病院に 赴くことになったのだが・・・ 何故か私以外の女性は一様に太っていた。 神官なのに太っているのは印象が良くないのでは? と疑問に思いながらも そのことを指摘する勇気はなかった。 「ねぇ、あなた」 「はい?」 声をかけられた方向を見ると、そこには でっぷりとお腹がせり出し、 全身に脂肪を付けた樽のような体型をした女性がいた。 彼女も私と同じ神官である。 「初めてよね?この仕事って」 「えぇ、そうですが・・・何か?」 「あのね、この仕事はね、 すぐ太っちゃうから体型は諦めた方がいいわよ。 はぁ・・・」 彼女は大きなお腹を見てため息をついた。 先輩である彼女の言葉は、 私の心に重く響いた。 私は内心焦った。 この仕事を受けたことを後悔した。 しかし、今更引き返すわけにもいかない。 不安を抱えながら、私は他の神官と共に野戦病院に向かった。 道中で何名かの怪我人とすれ違ったが、 どの人も痩せ細っており、 まともに食事が取れていないのかと思った。 やがて野戦病院に到着した。 そこでは沢山の負傷兵が寝転んでいた。 中には腕や足が無くなっている兵士もいた。 思わず目を背けたくなる光景だった。 私達は重症な患者がいるテントに向かった。 テントに入ると中は血生臭い匂いが充満していた。 そこで見たのは凄惨な現場だった。 片腕が無い兵士が横たわり、 腹部には穴が空いていた。 普通の治療ならもう助かる見込みは無いだろう。 私達は手分けして負傷者の治療に当たることにした。 私はまず、彼の傷口に手を当てて穢れを吸収した。 吸収した穢れは浄化されて私に吸収される。 彼の傷口が塞がって いき、 数秒後には綺麗さっぱりと無くなった。 すると彼は意識を取り戻して起き上がった。 そして、自分の身体を確認してから、 驚きの表情を浮かべていた。 「治った!?こんなことが・・・ ありがとうございます!」 感謝の言葉を述べる彼に、 私は笑顔で応えた。 「えっと次の患者さんは・・・」 それからしばらく負傷者の治療を行った後、 最後に残った重傷者のところへ向かった。 そこに向かう途中、またもや他の神官達が 太っていることが気になった。 「どうして皆そんなに太っているんですか?」 私は我慢出来ずに再び聞いてしまった。 すると、 先程話しかけてきた女性が答えた。 「・・・もうあなたも太ってるわよ・・・」 「え・・・?」 私が太っている?どういうことだ? 「あなたもお腹出て来てるじゃない」 そう言われて私は慌ててお腹を確認した。 確かに少しだけぽっこりとしているような気がする。 いつの間に? 「ほら、早く行きましょう。まだまだ患者が待ってるわ」 その女性はそれだけ言うと先に歩いて行った。 私もその女性の後を追って歩き出した。 「最後の重傷者ね・・・あなた治療してみる?」 「はい!やります!」 私は元気よく返事をした。 この患者は全身に大やけどを負っていた。 「じゃあやってみなさい」 私は患者の火傷に手を当てて穢れを吸い取った。 吸い取る度に私の体は段々と肥大化していった。 しかし、私はそれに気付かずにどんどん吸っていった。 数分後、患者の火傷は完全に癒えた。だが、同時に私の体にも異変が起きていた。 体が重い。まるで水の中にいるようだ。 腕を見ると先ほどとは比べものにならないほどに 太くなっていた。 腕だけでは無く足も同じだ。 服から出ている部分だけでも、 顔以外全てが肉で覆われている状態になっていた。 私は恐る恐る顔に触れた。 プニプ二とした感触と共に頬が凹むのを感じた。 手で触れた部分を撫でてみると明らかに以前より大きくなっていることがわかった。 胸も大きくなっており、呼吸をするたびに上下している。 これはどう見ても脂肪だ。 私は自分の体の違和感に気付いた。 病室にあった鏡を見た。 そこには以前の自分では考えられない姿があった。 顔以外の全てに贅肉がついている。 手には肉がついていて指がほとんど見えないし、 腹肉なんてほとんど地面についてしまっている。 胸だって垂れていて重力に逆らうことが出来ていない。お尻の脂肪もどぷんと膨らんでいる。 太腿に至っては倍以上になっている。 もはや走ることは出来ないだろう。 これが今の私の姿なのか・・・? そう思うと同時に私は絶望した。 こんな醜く太ってしまった自分を見られたくない。 私は太った身体を隠すためシーツで身体を覆った。 それだけでも息が上がってしまった。 息を整えた後、私は他の神官達の元へと向かった。 そこには変わり果てた姿が並んでいた。 全員がお腹を大きく出して、顎の辺りまで ぶよぶよしてしまっていた。 皆私以上に太ってしまっていた。 「あら、来たのね。遅かったじゃない・・・ぶふぅ・・・」 最初に話しかけてきた女性もかなり太っていた。 彼女も私以上に太っていた。 私達は全員でこの場にいる患者達全てを治療した。 その後、私達は野戦病院の人達に別れの挨拶をしてその場を去った。 「はぁ・・・疲れたわぁ・・・ふぅふぅ・・・」 全員息を上げながら歩いている。 「ちょっと休憩しましょ・・・うっぷ・・・」 彼女はそう言うと近くの木陰に入っていった。 「そうですね・・・私も少し休みたいです・・・」 私も彼女に続いた。 他の神官もそれぞれ休むことにした。 「ところで・・・どうやって体型戻すんですかぁ・・・」 「え?・・・」 「こんなんじゃ・・・次の病院の治療終わったら太りすぎで動けなくなっちゃいますよぉ・・・」 「・・・次の病院の治療が終わったら・・・全員馬車で運んで貰う予定よ」 「それなら安心・・・って痩せられないんですか・・・」 「それは無理ね・・・」 「そんなぁ・・・」 結局、私達は次の病院での治療が終わった後、 太りすぎて移動が困難になったため、 馬車で運ぶことになった。 そして、更に1ヶ月後、 私達はやっと王都へと帰還した。 だがその前に問題が生じた。 「・・・入れない・・・」 王都の入り口にある門は幅が10mほどだ。 だが私達は門の幅以上に太ってしまった。とてもじゃないけど通れない。 既に私達の体重は数tになってしまった。 服は着られる物がなく全裸である。 一応神官が太っているのはそれだけ多くの人を救った証拠でもあるので 民衆から変な目で見られることはないのだが。 「・・・誰か呼んでくるわ」 まだ歩ける神官の一人がのそのそと歩いて何処かに行った。 30分後、兵士を連れてきた神官は、 兵士達に指示を出した。 「彼女たちを門に押し込んで!」 「は、はい!」 兵士達は戸惑いながらも私達を押し始めた。 「ぐぬ・・・重い・・・」 「もっと強く押せ!」 「はい!」 それから数十分ほどかけてようやく全員入れた。 「つ、次はどうすればいいですか?」 兵士達は不安げな表情を浮かべている。 「えっと・・・彼女たちを王様のところまで運んでください」 「・・・分かりました・・・」 兵士達は私達を馬車から降ろすと1人辺り十数人がかりで担いで運ぼうとした。 「ぐぬぬ・・・」 「重い・・・潰れる・・・」 数tもある体重を持ち上げるのは屈強な兵士達の力でも大変そうだ。 「せーので持ち上げるぞ! せぇの!!」 「ふんっ!!!」 ドシーンッ! 重い音と共に地面が揺れる。 「くぅ〜!重てぇ!!」 兵士達は必死に私達を運び出した。 しばらくして階段にさしかかったときだった。 ミシミシ・・・ベキッ! 「キャアア!?」 私は他の兵士達を巻き込んで階段にめり込んでしまった。 「ああっ!足が折れた!」 「俺の足もだ!もう持てない! 助けてくれ!」 兵士達が下敷きになった仲間をなんとか運び出した。 「申し訳ありません・・・」 そう言って私は怪我をした兵士達に手を翳した。 すると、みるみると傷が治っていった。 「ちょっと待って!こんなところで使ったら・・・」 同じ神官の女性が叫んだ。 「え・・・?きゃああああああ!?」 ベキベキベキ! 穢れを吸い取ったせいでさらに太ってしまい、 私はより階段にめり込んでしまった。 「うぷ・・・苦しいです・・・」 「誰か!!早く引き上げて下さい!!」 兵士によって私は引き上げられた。 王様の待つ部屋に行くのは無理と判断した私達は 城の前まで王様に来て貰うことにした。 数分後、王様が到着した。 私達の目の前には移動式の玉座に座っている王様と王妃様がいた。 「おお、よく城まで来てくれたな」 「ごきげんよう。皆んなお元気そうね」 王様と王妃様は笑顔で出迎えた。 「お久しぶりでございます。国王陛下、並びに皇后陛下」 「皆んな見ないうちに随分と肥えたものだな」 「あらあら、そんなこと言っちゃ駄目よあなた。皆んな頑張った結果なんだから」 「分かっておる。恩賞として皆に金と宝石を与える」 そう言うと王様は懐から大きな袋を取り出した。 「待って下さい・・・神官である私達はそういった物を受け取れません・・・」 「そうだったな・・・うーむ・・・ではこうしよう! お前たち全員に休暇と新しい服を与える!」 「え?よろしいのですか?」 「勿論だとも!」 「ありがとうございます!」 こうして私達は休暇と服を手に入れることが出来た。 その後、私達は療養のために城の近くに作られた建物で生活を始めた。 建物は複数あり、それぞれ一人につき一つずつ与えられた。 私達はそこで数ヶ月休暇を過ごした。 といっても太りすぎで動けないので、 ただ寝ていただけなのだけれど。 「ぶふぅ・・・今日もいい天気ね・・・」 窓から外を見ると、庭師達がせっせと働いているのが見える。 「それにしても・・・本当に平和ねぇ・・・」 「前線はどうなってるのかしらぁ・・・」 「きっと大丈夫よぉ・・・だってこの国最強と言われている騎士団がいるんだものぉ・・・」 私達の部屋にいる神官は3人。 彼女達は他愛もない話をしていた。 「それならいいんだけどね・・・」 私も相槌を打つ。 「でもぉ・・・もしこのまま戦争が終わらなかったらどうなるんでしょうねえ・・・」 「そんなの嫌よぉ・・・」 「まぁ・・・そんな事は無いと思うけど・・・」 私も内心不安を感じていた。 だが私達神官は戦う術を持っていない。 だから私達が出来る事は祈ることだけだった。 しばらくして私達は前線の病院に分散して配置された。 私は特に患者の多い地域へと配属された。 次々と運び込まれてくる患者はみな重症だ。 私が治療を行った人は全員助かったが 穢れを吸収したことで私はさらに太っていった。 「はぁ・・・はぁ・・・疲れました・・・」 「ありがとうございます神官様!」 「いえ、これが私の仕事ですから」 私は微笑みながら答えた。 だが身体は休暇の頃と比べると桁違いの状態になっていた。 お尻は馬車数台を縦に積み重ねたようなサイズとなっていた。 もう身長と高さが余り変らない。胸は片方だけで馬車数台を積み上げても足りないくらい大きくなっていた。 腕も丸太のように太くなっていてとてもじゃないが普通の方法では持ち上げられないだろう。 腹は地面についてしまっていて、 もう歩くこともままならない。 脚も地面についていて、まるで肉塊のようだ。 顔も頬がパンパンに膨らんでいて、顎が二重三重になってしまっている。 脂肪で首も埋まってしまい本来の首の太さが分からない。 もはや私の体型は人間のそれとは大きくかけ離れていた。 もはや人ではないようだった。 「ぶひぃ〜・・・はぁ〜・・・」 私は息切れしながら次々と患者の治療をしていった。 「ふう・・・これで最後ですね・・・」 私は最後の患者の治療を終え、休憩に入った。 「神官様!こちらに来てください!」 看護師さんが慌てて走ってきた。 「どうかしましたか?」 「急患なんです!」 「分かりました!」 私は急いで患者の元へ向かった(実際には運ばれてるのだが)。 「ぐぅ・・・うう・・・」 「大丈夫ですか!?」 前線近くの村に住む女の子が患者だった。 「ううっ・・・頼む・・・娘を助けてくれ・・・」 父親が必死に救いを求めてきた。 私は必死に治癒魔法をかけた。 しかし、怪我が酷すぎて治せない。 全身に大やけどを負っている。 「くそ・・・俺じゃあの娘を助けることが出来ない・・・」 「落ち着いて下さい。まだ諦めるのは早いですよ」 「で、でもどうやって!?」 「こうするんですよ」 私は怪我をしている少女に両手をかざした。すると、みるみると傷口が塞がり、綺麗な肌に戻っていった。 「あ、ありがとうございます!」 父親は涙を流して感謝していた。 「いいえ、これも仕事ですから」 「本当に何から何まですみません・・・」 「いいえ、気にしないで下さい」 そう言って私は笑顔を見せた。 その後、私は前線から離れた街へ 配置を変更された。 太りすぎで治療という役目を果たせなくなったからだ。 「はぁ・・・はぁ・・・やっと着いたわ・・・」 私は太りすぎた神官を管理する施設に着いた。 ここは私が配属されていた前線の病院とは比べ物にならないほど大きい。 部屋に入るとそこには私と同じように肥えた女性が何人も居た。 私よりも年上の女性が多く、 そして全員が私と同じ様に動く事が出来ない状態だった。 「お久しぶりねぇ〜」 「お、おひさしぶりですぅ〜!」 私の隣にいたお姉さんが話しかけて来た。 「あなたもここに来たってことはそういうことよねぇ〜?」 「ええ、そうよぉ〜。お互い大変ねぇ〜」 「ぶふぅ・・・ほんとねぇ〜・・・」 この施設で過ごしてから数日が経った頃だった。 昼間、私がぼーっとしていた時だった。 突然私の体が光に包まれた。 「な、なんでしょうかぁ〜?」 「こ、これは一体どうなってるのぉ〜?」 他の人達も困惑しているようだった。 光が消えると同時に私は施設から姿を消した。 「!?どこにいったの!」 「い、いないわぁ〜!!」 「ど、どういう事なのぉ〜!!!」 皆はパニックになっていた。 「ん・・・ここはどこ・・・」 私は白い空間にいた。 先ほどまでの施設とは全く違っていた。 「ようやく会えましたね」 声のした方を見ると一人の美しい女がいた。 「貴女は誰ですか?」 「私は女神。人々を癒す存在です」 「め、女神様・・・?どうしてそんな方がここに・・・?」 「いきなりで申し訳ないですが貴方には眷属になり世界の穢れを取り込んで欲しいのです」 「・・・それはいいですがどうやってそれを・・・」 「付いてきて下さい。この空間ではあなたも歩けます」 「は・・・はい」 女神様の言うとおり歩くことが出来た。 脚も殆ど脂肪で埋もれているのに不思議だった。しばらく歩いていると、大きな扉の前についた。 「ここから先は危険です。私から離れないようにして下さい」 「は、はい」 女神様はゆっくりとその巨大な扉を開けた。 中は真っ暗だったが、徐々に目が慣れてきて中の様子が分かってきた。 「ひっ!?」 青い球体から黒い煙がもくもくと出ていた。 「あなたには、あの黒い煙を食べて欲しいのです。あれはこの穢れをあなたにも見えるようにした物です」 「え・・・は・・・はい・・・」 私は恐る恐る黒い煙を口に含んだ。 「・・・おいしい・・・」 黒い煙は綿飴かそれ以上に甘く病みつきになりそうだった。 神官になってから私は太りだしたため必要最低限の食事しか取ってなかった。 その為、甘いものを食べるのは久しぶりだった。 「気に入って貰えて嬉しいです」 「もっと食べたいです!」 「もちろん構いませんよ。好きなだけ食べて下さい」 「あ、ありがとうございますぅ!」 私は夢中で黒い煙を食べた。 それにつれて私はさらに太っていった。 「ぶふぅ・・・おいしいぃ・・・」 身体中に脂肪が付き、もはや私の体重は100tを越えていた。 だがそれでも私の食欲は止まらなかった。 「ぶふぅ・・・」 私は息を荒げながら黒い煙を貪った。 私は息を切らしながら必死に黒い煙をむさぼり続けた。 「ぶひぃ・・・おいしいですぅ・・・」 もう何十時間もずっと食べ続けていた。 私の体はどんどん大きくなっていった。 「ぶふぅ・・・ぶふぅ・・・」 私は体を肥大化させながらいつまでも世界の穢れを取り込んでいったのだった。


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