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異無
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君臨メイド:戴冠式3

 ◆

 

 あれから数年――。

 

 玉座の間ではリルが複数の男を侍らせていた。

 

「宰相、王族への公金が少ないわね。財務興を後で呼びなさい。あと、この法案は却下よ。法務興も呼び出しなさい」

 

 用意された資料を眺めながら、私は眦をつり上げた。

 

 王族への予算が思ったよりも少ないし、私の望む国造りに邪魔な法律まで提示されているのだ。


 ま、私の言葉一つでどうとでもなるのだけど🖤

 

「仰せにままにリル様。あなた様の望みこそ国の望みです」

 

 真っ黒初老の男が私の右足元に、右側に這いつくばり頭を下げていた。

 

 誰が想像できるだろうか。

 

 彼こそがこの国で王に継ぐ権力の持ち主である宰相――ベルバーグ興だ。

 

「それでいいのよ。ほら、もっと顔を押し付けなさい」

 

 私の言葉に犬の様な表情で顔をあげたベルバーグは私の突きだした足の裏に顔を寄せた。

 

 フフ、昨日から洗ってない足だからさぞかし強烈な臭いでしょうね。

 

「はっ! ふぅぁぁぁ!」

 

 ベルバーグは一呼吸しただけで鍛えられた逞しい身体がビクビクと震え、腰砕けになる。

 

 そんなに強烈なのかしらね?

 

 もう汁で床が汚れてるじゃない。

 

 触ってもないのにとんだ変態宰相だこと。

 

 私は狂った様に足の臭いを貪るベルバーグを一瞥し、隣の男に視線を向けた。

 

 ベルバーグが逞しいドーベルマンなら、こちらはガリガリのイタグレかしらね?

 

 見ていても、萎えてしまうほどのガリガリの男だが、それも仕方ない。

 

 何せ、私の三倍を越える年だし。

 

 私の左足元に平伏していたのは、ハルトの戴冠式を行った教皇なのだから。

 

 真っ白い白髪と禿た頭を私は爪先で玩びながら訊ねる。

 

「教皇、命令通り女尊男卑の思想教育は順調? 」

 

「はい。リル様のご思案の元、日曜の礼拝は勿論、孤児達には女性優遇を徹底しております」

 

 全裸で土下座しているのに、この声は無駄に人の心に入り込むわね。

 

 ま、報告を聞くぶんには不快感がなくていいけど。

 

「平民を教育しても貴族を取り込まないとまだまだ足りないわよ? 私の意に背く貴族は異端者として教会から名指ししなさい。討伐してしまいましょう」

 

 都合が悪い家や貴族は消すに限るわ。

 

 いくつかはすでに異端者としてでっちあげて、断絶させたし、捕らえた男は奴隷として売った者もいる。

 

 おかげで、かなりの貴族が従順になりつつある。

 

「はっ! 神たるリル様のご意志のままに」

 

「フフ、お前もご褒美よ。舐めなさい」

 

「ありがたいき幸せですっ!」

 

 ピチャピチャピチャレロレロ。

 

 総入れ歯の歯が床に転がり、ずっぽりと私の爪先を咥えこむ教皇はしゃぶるように私の足の汚れを吸っている。

 

 まるで赤ちゃんね。

 

 惨めすぎて笑えるわ。

 

 それにしても…………。

 

「フフ、いい光景だわ~。絶景ね」

 

 片や政治のトップであり、片や宗教のトップが、最底辺だった奴隷育ちの私の足元に這いつくばり、奴隷として調教されているのだ。

 

 ただ足を舐めさせ、嗅がせ、射精を支配するだけでこんな簡単に男は壊れてしまう。

 

 それはエルヴィスやハルトだけではない。

 

 男なんて……みんなマゾなのよね🖤

 

 私は尻を揺すりながら、三人目の奴隷。

 

 この国の本来のトップへと話しかけた。

 

「ハルト、北のシュルバー伯が私の政策に反乱したそうよ? 貴族は一族郎党皆殺しになさい。空いた土地には奴隷の飼育場を作るわ」

 

「はい、リル様」

 

 くぐもった声が下から聞こえる。

 

 時折ブルブルと震えるのは何故かしらね?

 

 椅子が不調なのかしら?

 

 それとも私が重いのかしらね~。

 

 もし、後者なら首をおってあげる🖤

 

 そう……ハルトは今、全身をもって私を支えていた。

 

 床にがに股に近い体勢で床に踏ん張り、頭を水平にして上を向き、その顔面に私は腰をかけている。


 勿論、手だって空いていない。手のひらを受け皿のような形にして、私の足を乗せているのだ。


 ただ座るだけで、全身を責めれる最高の態勢であり、ハルトとは耐え難い拷問だった。


 首、肩、腕、腰、足……体の全ての筋肉が酷使され、満足に息も吸えない。

 

 息を吸うために私が腰をあげるためには、腕だけで私の全体重を支えなければならず、それが出来なければ、掌が床と挟まれて踏み潰されるのだから。


「平民の男は残らず奴隷として調教します。反乱した民など皆殺しにするのだから、私は優しいわね♪」

 

「仰る……通りで……すリ……ル様。すぐ……に……」

 

 苦しそうね~。

 

 お前がどれほど苦しんでも関係ないわ。

 

 だって、それがお前には幸せになるのだから🖤

 

「フフ、いい子ね。ほら、お前には特別強烈なのをあげるわ🖤」

 

 顔を青紫にしながらも勃起するハルトに私は慈悲をあげる。

 

 命の空気をあげましょう。

 

 残さず吸いとりなさい。

 

 ブボッ! ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!

 

「んひぃぃぃあぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 ビクビクとチ●コが震え、透明な糸と飛沫があがった。

 

 ハルトだけではない。

 

 宰相も教皇も同じだ。

 

 私の足に屈服し、発情してその時を待っている。

 

 フフフ、待ち遠しくて堪らなかったのね。

 

 いいわよ?

 

 まとめ地獄に送ってあげるわ♪

 

「アハハハハ! どいつもこいつも、なんて変態なのかしらね? この国の男は皆そうなのよ! だから、私が導いてあげる。お前達を筆頭に全ての男――いえ、雄は奴隷として支配してあげるわ」

 

「「「光栄ですぅ」」」

 

 そうよ。

 

 お前達は私の踏み台。

 

 すべては私のために使い潰されるのよ?

 

「ほら、お前達が手始めの生け贄よ。この国へと忠誠を捨てて私に全てを捧げるのよ! その証明を王冠にしてみせなさい!」

 

「リル~!」

 

 背徳の極み。

 

 王家を、この国を愚弄し、唾を吐きかけてやるわ。

 

「ほら、もっと、はやく、しごけ!」

 

「い、い、い、きますぅぅぅぅ!」

 

「ほら、いけ! 三匹揃って私の前で無様に負け様晒しながらマゾチ●ポからドピュドピュ、ごみ精液撒き散らしな!」

 

 私の叱咤に三匹の奴隷は同時に絶頂した。

 

「あぁぁぁぁぁぁ!」

 

 情けない声をあげて、ひっくり返る宰相と教皇。

 

 そして、私が腰をあげた瞬間、ハルトもまた崩れ落ちた。

 

 三匹まとめて倒しちゃったわ♪

 

 我慢させ続けた射精はさぞ強烈だったでしょうね。

 

 汚いザーメンで王冠がベタベタだわ。

 

「ハハハ! 国の象徴にこんなことして、反逆罪もいいところね! わかったかしら? 所詮、お前達、雄は射精しか頭にない下等生物なのよ!」

 

「「「………………」」」

 

「フフ、これからが楽しみね」

 

 国の頂点に君臨する玉座の間でリルは国王だったものを尻で押し潰していた。

 

 いや、彼女がお尻で踏みにじっているのは、この国そのものなのかもしれない。

 

 リルは屈服した男達を見下ろしながら、ゆっくりと立ち上がる。

 

 崩れ落ちた椅子を振り返り、リルはクスリ、とただ笑った。

 

 この国の未来をどう弄ぼうか楽しげに想像しながら――。

 


君臨メイド:戴冠式3 君臨メイド:戴冠式3

Comments

コメントありがとうございます。 リル様の成り上がりを楽しんでいただけてよかったです

異無

最高です^_^ 神のような存在のリル様! もっともっと偉そうに高笑いして、国民を奴隷にしてください! 続編楽しみにしております🙇‍♀️

スパー


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