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連載小説「強制女装ハーレム転生(仮)」(6)

  (6) 「あ、ほんとだ!」 「伊沢……おもらし?」 「ち、ちがうよっ、これは……!」  否定したものの説明することもできずに、赤い顔で口をパクパクさせる千秋。  宮子は笑みをこぼしながら、人差し指を伸ばして濡れた場所――ちょうど鈴口のあたりに這わせながら、 「ふふっ、こんなに濡れて、下着の中のものを大きくして――ひょっとして、昂奮してらっしゃるの?」 「んぅっ……!」  なぞられたペニスが、ピクンと震える。表地のメッシュのざらつきと、裏地のナイロンの滑らかさとが、同時に亀頭に伝わってきて、 (このままいじられたら、勃っちゃいそう……!) 「ねぇ、伊沢くん。なぜ昂奮してるのかしら? 私たちの下着や、小塚さんの女陰(ほと)を見たから――と言うのも、もちろんあるんでしょうけれど」  宮子の責めは、指だけにとどまらない。言葉すらも使って、容赦なく千秋を追い込んでゆく。 「私、ちゃんと見ていましたよ。校門前のスカート丈チェックの最中に、伊沢くんが頂に達していたところ。もしかして、定規で擦られて感じてしまっていたのでは?」 「そ、それは――」 「ふふっ、やっぱり。どうしてあの時から、すでに欲情なさってたんでしょうね? ひょっとして――女子制服を着ていることに、昂奮なさっていたのでは? 思えば最初から、短いスカートを気にしておいででしたし」 「う……」  千秋は奥歯をかみしめて悲鳴をこらえ、宮子の愛撫に勃起しまいとする、が―― 「おお、チンコおっきくなってるな!」 「伊沢、勃起してるじゃーん」  樹莉と妙の指摘通りだった。  ショーツの中のものはもはやごまかしようがないほど大きくなり、ややローライズ気味なこともあって、ウエスト部分が浮き上がってくる。 「可愛い顔して意外とでけーよなぁ、伊沢のチンコ」 「ね。窮屈そうだし、伊沢も下着脱いじゃったら?」 「あら、名案ですわね。それでは失礼して――」  宮子は千秋のショーツのウエストに指をかける。もうちょっと引っ張れば、たちまちショーツからペニスが飛び出しそうになって――  キーンコーン、カーンコーン…… 「残念、もう時間切れですね」 「ちぇ、つまんないの」  鳴り響くチャイムに宮子は手を引き、妙もめくっていたスカートを下ろしてくれて、千秋はほっと息をついた。 「ふふっ、お望みなら、続きはまた次の休み時間に」 「も、もういいから! はぁっ、なんでみんな、変だと思わないのさ……」  慌ててスカートの前を押さえながら抗議する千秋。 「あら、伊沢くんは気にしすぎですわ。男の子だからかしら」 「そーそー。でも、そうやって恥ずかしそうにしてるの可愛いな!」 「下着を見られるのが恥ずかしいなら、伊沢も穿かなければいいのに。私みたいに」 「ふふっ、おちんちんがスカートに擦れて、もっとひどいことになってしまいそうですわね。それもそれで見てみたいですけど」 「うう、みんな言いたい放題……」  恨みがましく、三人を上目遣いに見る。  しかしその手の下では、スカートをかぶせてさえ目立つほどの勃起が脈打ったままで、亀頭には宮子に撫でられた時の感触が生々しく残り、ちょっとでも油断すると射精してしまいそうだった。 「はっ、はぁっ……う、ジンジンする……」 「ふふっ、落ち着かないなら、私が抜いてあげてもいいですよ。授業中にこっそりと――というのも、雲居の月のようで雅びではありません?」 「雅びじゃなくて淫らの間違いでしょ……」  ツッコミを入れたところで、先生が入ってくる。樹莉と妙は自分の席に戻り、千秋は疼く股間がスカートに擦れるのを我慢しながら、授業に集中しようとするのだった。   * 「はぁ、疲れた……」  帰りのバスに揺られながら、千秋はぐったりと呟いた。  体育もない、面倒な授業もない、比較的楽な月曜日の授業――なのにたった一日で、一週間を終えたかにように疲れ切ってしまっていた。  けっきょく自分以外の女子生徒たちは、制服のスカートが短すぎることにも、男子である千秋が女子校に通っていることにも、何の違和感も持っていないようだった。 (しかも下着どころか、あ、あんなところが見えててもぜんぜん気にしてないみたいだったし……)  こんな倫理観の世界では性犯罪が絶えないのでは――という千秋の危惧は、すぐに杞憂であることを知った。  男性が、いないのだ。  下校中にも注意して見てみたが、男性の姿がまったくない。  しかも露出の傾向は若いほうが多いらしく、20台までは下着が見えるほどのミニスカートだったり、胸元が広かったり、中には下着姿や全裸の女性すら目撃していた。破廉恥な格好をしているが、30以上になるとごく普通の格好をしているようだった。 (何なんだ、この世界――) (やっぱりあの「トラック」に轢かれたから……?)  原因が何なのか、手がかりも調べようもない以上、考えても仕方がない。  いちばん気がかりなのは、家族のことだった。せめて家族くらいは、普通であってほしいのだが―― 「ただいま!」  自宅に戻った千秋は、チャイムを鳴らして帰宅を告げる。  すぐに鍵が開いて、開いたドアから現れたのは―― 「お帰り、お兄ちゃん」  おかっぱ頭を左右でピッグテールに括った、妹の美冬。小学五年生の生意気盛りで、困っしゃくれた表情はいつもと変わらない。  しかしその格好は、いつもの小悪魔系女児服ではなく――黒と紫を基調にした小悪魔系のランジェリーだった。   (続く)


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