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「雑に女子制服を着せられて」(5)

 (5)  その耳元に、サクラは熱っぽい吐息と共に、淫らな声を吹きかける。 「いーち、にーい……」 「あ、やっ、もう、だめっ――」 「さーん、しーい……」 「んっ、あ、あっ、あああああっ!」  サクラが「ご」と言いかけた、その瞬間だった。  バクンッ、  とペニスと心臓がはち切れそうなほど大きく脈打ち、腰の奥から熱い塊が尿道を押し広げるように駆け抜けて、白濁液が勢いよく噴き出した。  強烈な眩暈。意識を失いそうになるほどの快感に、眼球が不随意に動いて上を向く。笑顔のままだらしなく開いた口からはよだれがこぼれ、この上なく淫らがましかった。 「ああ……最高のアヘ顔よ!」  母親は昂奮しながら、連写機能を使って射精の瞬間を撮影する。上品な女子制服を着せられ、幼馴染に背後からスカートをめくりあげられて勃起をしごかれながら、アヘ顔ダブルピースで射精する息子の姿に、目を輝かせ、うっとりと呟いていた。  サクラはにやにや笑って、ようやくマナブの腰を抱きかかえていた腕をほどき、 「どう? 女子制服でしごかれるの、気持ちよかった?」 「う、うん、すごく……」  射精の余韻で、全身に鳥肌が立っていた。急に冷静さが戻ってきて、後悔と慚愧の念でいっぱいになる。 「はぁー……また、やっちゃった……」  リビングの床一面に精液が撒き散らされ、強烈な青臭さを放っているのを見おろして、ため息とともに呟いた。サクラがめくり上げていたスカートの裾を、今度は自分の手で持ちながら、まずはダイニングテーブルにある普通のティッシュを数枚とる。すでに萎えてだらしなく垂れさがっているペニスを拭き、ショーツにしまってスカートを下ろす。頼りなく恥ずかしいスカートとはいえ、下着が隠れるとホッとする。  続いて、アルコール入りのウエットティッシュで、床に散った精液を拭いてゆく。量も、濃さも、先ほどまでの昂奮と快感の強さを物語っていて、思わず再びショーツの中を疼かせそうになってしまう。  その間に、サクラと母親はダイニングテーブルで、先ほど撮影した写真をノートパソコンに映し出し、 「わぁっ、いい感じ! 写真だとまた違った可愛さがありますね。さすがお母様」 「ふふっ、ありがとう。サクラちゃんもほら、我ながら可愛く撮れたと思うわ」 「ほんとだ、ありがとうございます! それに……うんうん、ツーショットもいいですね。ちょっと妖しい雰囲気があって」 「ええ。いけない関係の先輩後輩――そんな雰囲気が出てるわ。マナちゃんも、戸惑うような、恥じらうような、それでいて誘っているような表情がばっちり」 「意外とノリノリでしたからね。もしかして結構好きなんじゃ……?」 「あらあら。でも本当は男の子だから――ほら」 「んふふっ、たしかに。スカートの前に突き出して、カーテンみたいにしちゃって」 「本当に、ねぇ。変態な息子で困っちゃうわぁ」 「大丈夫ですよ、お母様。マナちゃんがどんな変態でも、私がお嫁にもらってあげますから」 「あらあら、ありがとうね、サクラちゃん。ふふっ、結婚式はどうするのかしら。二人ともウエディング? それともサクラちゃんが新郎姿かしら」 「どっちも素敵! うーん、あたしが普通のドレスで、マナちゃんにはミニドレスを――」 「ちょっと、二人とも」  母親と幼馴染の会話に、マナブは赤くなりながらもジトッと恨みがましい目を向けて、 「仕込んだのは二人でしょ……っていうか、それを平気で撮影しておいて何を言ってるんだよ……」 「いいでしょ? あたしがちゃんと責任を取って、お嫁さんに――」 「それもいいから」 「ちぇ、つまんないの。射精した途端に、急に冷静になっちゃって」  サクラは唇を尖らせてから、二人で見ていたノートパソコンの画面をマナブに向けて、 「ほら、マナちゃんも見て見なさいよ。すっごくエッチで可愛いわよ」 「う……」  そこに映る自分の姿に、マナブは改めて言葉を失う。  背後からサクラに抱き着かれ、清楚で上品な制服のジャンパースカートをめくりあげられた自分。ずり下げられたショーツの上から覗く赤黒い屹立を少女の手に握られ、先端からだらだらと我慢汁を垂れ流している。それだけでも充分に変態的な光景だったが、写真の中の彼は顔の横に両手でピースサインを作り、引きつったような、泣きそうな、それでいて快楽に蕩かされた恍惚とした表情を浮かべていて―― 「うう……」 「ふふっ、女子制服、とっても気に入ってくれたみたいね?」 「…………、はい」  母親の意地悪な言葉に、マナブは蚊の鳴くような声でうなずく。恥ずかしさはもちろんあるが、デザインそのものは気に入っているし、何より――着ているだけでこんなに昂奮し、サクラに導かれたとはいえあれほど強烈な射精をしたのは、久しぶりだった。 「素直でよろしい。じゃ、さっきも言ったように、これからはその制服を、うちの中での『制服』にするのよ。いいわね?」 「う……は、はーい……」  マナブは自分の姿を見おろして、情けない声で返事した。 ジャンパースカートとボレロの、女子制服。 「はぁ……これからずっと、この格好かぁ……」  今までのように、ガールズであってもスカートやワンピースでない、パンツやシャツやパーカーを着ていることはできなくなる。  改めて溜息をつくマナブに、サクラはにっこり笑いかけて、 「ふふっ、いいでしょ。あたしとお揃いで、ね」 「う……うん……」  幼馴染の笑顔に、マナブはついつい肯いてしまうのだった。   (続く?)


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