「うげッ!!あかッ!!おぐえぇぇッ...!!」
頭のてっぺんまで血が上った秋絵には、もはや川澄の叫びも、進行者の解説も、周りの歓声も耳に入らなかった。聞こえるのはただ目の前の女の悲鳴それだけ。その憎たらしい悲鳴を上げるたびに、怒りのこもった拳で両頬を殴りつけ、強制的に唾液を吐かせる。
「んげえぇぇッ!!ぶぅッ...!!」
あばら骨が折れるような感触。相手にこれ以上抵抗する余力がないことを知っていたにも、秋絵の怒りはおさまる気配がなかった。
「ふん!シグネチャーブロー…?そんなにボディーが好きだったら、思う存分食わせてやるぜ!」
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「アイドルごっこぉ…?地下ボクシングなめてるテメェなんか、リングに沈める価値もない!リングの外に消えてしまえ!」 ドゴオォッ!! 「んげえぇぇッ...!!」 秋絵のフィニッシュブローにぶっ飛ばされたミッキーがそのままリングから落下し、アスファルトに打ち込んだ顔から噴き出した血が床を染める。地下リングに挑...

誰も望んでいなかった第4ラウンド。予想できなかった3ラウンドの展開により、ほとんどの賭け金がみきの勝利に移り、結果的にその配当率は0.8。予定通りみきが勝ったところで、そこにバッティングした団体も川澄も大損するだろう。 でもそんなことはもう秋絵の知ったことではなかった。 「どうせ地獄に落ちるなら、あのビ...
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