NokiMo
RARUΩARIAthird
RARUΩARIAthird

fanbox


【お題箱】ルールカ

ルールカは認めたくなかった。

紫がかった美しく綺麗なロングヘアが紫がかった美しく綺麗なロングヘアに重なり、良い匂いを絡ませて合っていることに。

素晴らしいプロポーションを押し付け合っていることにも。

同じ自他共に美しい容姿を近づかせ欲情を誘い合っていることも。

ルールカは絶望した。クローンかと見間違うまでにそっくりな女と睨み合って、共にお互いを偽者ナルシストと罵せり合って。


「…………はぁ?」


思わず漏れた声音は意図せず低くなり、あれは女ではない女だ、なんなら化け物だ。同じ顔をした他人だと認識しようとルーは必死に脳に指令する。


「何よ」


ルーの内心を察して、ルーは鼻で笑った。


「自分そっくりな女に詰め寄られて興奮しているの? ナルシストさん?」

「あら自分の事を棚にあげるだなんて見苦しいわね」


ルーは吐き捨てた。


「私はナルシストじゃない。ただ、美しいだけよ。あんたは私と同じ顔をしてるくせに、美しさが欠片もないわ。そんな女が私と同じ女を名乗るなんておこがましいわ」

「自分の方が上だと言い張るなんて、おこがましいのはあんたの方じゃない。それに私はナルシストじゃない。ただ自分の美しい顔が好きなだけ」

「へえ? ナルシストよりたちが悪いんじゃなくて?」


ルールカは肩をすくめた。フワリと落ちた髪を手で背中に戻す動作が憎々しいほど似合う事に腹が立つ。

ああ何て気持ち悪い生き物なんだろうか! 不愉快この上ないのに…したい欲求が生じている自分に吐き気がする。きっとあの唇を貪れは…あの自らの舌を舐めたがっている舌を舐め、唾液を啜れば、美味…きっとそうだとルーは肉厚な唇を愛おしそうにキスするこの女の顔が浮かぶ。頬に熱を赤らめ口角をあげ。羞恥心なんてないように。この世の幸福を全て集めたように。なんてイライラする光景なんだとルーは思ったが、静止の声は上げられなかった。だってあの光景から目がそらせないのだ。

今も甘美な息を混じり合わせ、近づき合っては触れ合う女から目が離せないのだ。


「ねぇ」


ルーはルーの頬に手を当てる。


「私に成り済まそうとでも言うの?それとも、自己陶酔するほどナルシストだったのかしら?」


皮肉に笑って見下してやる。もう不快すぎてたまらなかった。感情と行動が同一なこの女が生理的に受け付けられなかった。このルールカという女は間違いなく自分なのだが、自分はこんな女を自分だとも思えないし思いたくもなかった。

ああ今すぐ押し倒して剥いてしまいたい! その服を剥ぎとって、その体を暴いて、その舌を噛みちぎってやりたいとルーの思考は暴れる。


「それはアナタじゃないの?侵入したクローンなナルシストさん?」


ルーはルーの頬を叩く。パチン!と小気味いい音がなる。


「っ」


ルーは痛みに顔を歪めた。


「あら? ごめんなさい? つい手が滑ってしまって」


ルーはクスクスと笑う。


「アナタのその美しい顔が歪むと、もっと美しく見えるのね」

「あらそう、ならアナタももっと美しくしてあげるわよ」


ルーはルーの頬を叩く。パチン!と小気味いい音がなる。


「っ」


ルーは痛みに顔を歪めた。


「あら本当に可愛くなったわね。あは、その顔すごくいいわね……まるでエッチした後みたいな顔をしているわよ」


ルーはクスクスと笑いながら頬に手を当てる。共に見下し合い、そして、同時に笑い出す。


「あはは! 何よその顔? まるで私がアナタに抱かれた後みたいな顔じゃない?」

「それはこっちのセリフよ。鏡を見てきたらどうかしら?」

「あら? 私は今アナタが私にした事をそのまましただけだけど?」


そしてまた叩く。パチン!という音がなる。


「っ」


「あは!いいわね。その顔もっともっと潰してあげるわ。 じゃあ次はどうかしら!」


「あは! そうね。じゃあこうしようじゃない?」


そしてまた叩く。パチン!という音がなる。


「っ」

「あは、その目いいわね。もっとよく見せてちょうだい?」


そして叩く。パチン!という音が鳴る。



もう何分たっただろうか? ルー達はお互いを何度も叩きあった。その美しい顔が腫れてもなお叩きあった。


「はぁ……はぁ……」


ルーは息切れをおこしていた。


「はぁ……はぁ……」


もうルーも息が切れていた。


「もう、いいでしょ?」

「そうね、もう十分だわ」


そして二人は同時に手を上げる。そして振りかぶって……

パシンッ!と小気味いい音がなる。そしてまた振りかぶって……

パシンッ!と小気味いい音がなる。

同じ髪質の髪が額に挟まれ、同じ形になった顔を同じように歪めて。

まだそれだけなの?もっとできるでしょ?と言わんばかりに挑発的な目をして。

熱い甘い香りの息が交わる。その吐き出される唇を貪らせたいのか?と二人は視線で訴える。


「……ちょっとその唇をどけてもらえるかしら?」


舌を這わせて唾液まみれにしたい衝動が生まれるが…


「……ならそっちもどけてもらえるかしら?」


それは共に同じ。紫の髪がサラサラと重なりながら扇情的にも誘惑させ合う。

そしてまた……


「ええそうね。でもその口臭を直さないとね」

「それはこっちのセリフよ。その口臭なんとかしてよね?」


そして二人は同時に言う。同じ言葉を発するのだ。


「「良い香り過ぎて、私にキスされたいの?このナルシスト!」」


チュパ!と小気味いい音がなる。


「あらごめんなさいあまりに美味しそうだったからキスしちゃったわ」

「あらごめんなさいあまりに美味しそうだったから食べちゃったじゃない」


チュ!とリップ音を鳴らす。ルーは自分の唇をルーの唇に押し付けた。押し当てられ、押し付け返し、押しつけ返してくる感触を楽しむ。気持ちよくて苛立たしい。


「あら、アナタの唇、私の唇に吸い付いてくるわ」

「あら、アナタの唇も私の唇に絡みついてくるわ」


もうその味を知ってしまった。もうこの味をもっと味わいたい。

ルーはルールカの唇を貪り、ルールカもルーの唇を貪る。その感触に酔いしれるように、その唇の味に酔いしれるように。

そして……


「はぁ……はぁ……」

「はぁ……はぁ……」


唇を離す。互いの顔を見つめ合う。同じその顔が、自分そっくりの女が愛おしそうに見つめあっているので気色が悪い、なのに不思議と嫌悪感はない。そのその顔が自分ならば愛せてしまうのでは?と錯覚させるほどだ。


「ねえ」


ルーはルールカに声をかける、そしてまた唇を奪う。


「ん」


ルールカもそれを受け入れてルーの唇を味わうようにする。


「ねぇ」


そして今度はルールカからルーに問いかける。そしてまた唇を……


「これで、何回目かしら」

「さあね?そんなことよりもいいの?こんなに女同士でキスして?」


飽きることなくキスをしてくる。お互いがお互いを貪るように。


「それはアナタも同じでしょ?」


ルーはルーの唇に吸い付く。

ルーもルーの唇に吸い付くようにする。何も身にまとっていない女を、愛欲を求めて自分の獲物とし捕まえようとするように。女同士は体と唇を貪欲に合わす。


その柔らかい感触も、良い匂いを纏わせる白い肌も互いに貪り合う。


「ん……んん」


ルーは声をあげる。ルーの口香が思考を溶かしむさぼるように深く味わい貪る。首に腕を絡ませ…


「はぁ……」


ルーはそんなルーの唇を奪いながら思うのだ。認めたくないと。この女が自分とそっくりで、こんなにも快楽に弱くて、自分にめちゃくちゃしたい感情があるなんて。

ルーもルーの口を貪り喘ぎながら思うのだ。認めたくないと。あの女にこうも抑えきれない支配欲を感じるだなんて思いたくなかったのに……

二人は心で罵り合いながら唇を重ねあうと思考がドロドロに溶けてしまうような快感を感じてしまう事を認めたくはなかったのだ!ただその快感に身を委ねているだけだったからなのだろうか?気付くことも出来ないまま貪るようなキスをしているうちに理解してしまった。

─私ってナルシストで、キス魔だったのかしら?と。

そして二人はその唇を離す。そしてまた見つめ合う。


「ねぇ」


ルーはルーの唇に指を這わせる。ルーもそれを受け入れルーの唇を指で弄ぶようにする。


「何?私の事好きなの?」

「あら、アナタの方でしょ?私に恋してるんじゃないのかしら?」


そんな軽口を叩きながらまた唇を重ねあう。

「はむ……」


ルーの唇がルーの唇に噛みつく。牙を立てるように歯をたてて吸い付いつくすかのように唇を重ね、口内に舌を差し込むと今度はそれを受け入れる。

ルーはそれに答えるかのように舌を絡ませる。熱い吐息がかかるほどの距離にまで唇を合わせ何度も角度を変えて重ね合わせる。そして舌を動かして蹂躙するようにしていくとその舌が絡みついて応えてくるのだ、互いに競い合うように溶け合い一つになるような感覚が二人を襲う。それはまるで一つの生き物のように。

ルーの舌に吸い付き、ルーはルーの舌を吸い付くようにする。その感触に酔いしれながら二人はまた唇を合わせあう。


「はぁ……はぁ……」

「ふぅ……ふぅ……」


何度も重ねた唇は唾液まみれになっていた。


「リップ取れちゃったじゃない。全く、誰のせいなのかしら?」


ルーは忌々しげに口を拭いルーを見た。




「アナタの方こそどうかしら?とても淫らな接吻だったわ。よっぽど私に発情してる証拠じゃない?」

「言ってくれるじゃない?まだまだ序の口よ?こんなので欲情したなんてよく言えるわね?」


同じ表情をしている女の睨む顔を映す瞳と見つめ合う。


「あら、その割にはもう顔が発情してるようだけど?」


ルーはルーの頬に手を当てる。


「アナタこそ、その赤面顔を誤魔化さずもう素直になりなさいな」


ルーもルーの頬に手を当てる。

二人は顔はそっくりな二つの瞳が火花を散らしながら見つめ合う。同じ顔なのに、同じ顔じゃないと感じてしまう。

ルーはルーに顔を近づける。互いの瞳に己の姿が映っているのが見える程近くに……


「アナタって本当に美しいのね。その唇も」

「それはお互い様よ。アナタだって美しいわ」


二人は同じ顔なのに、違うと感じながら見つめ合う。そしてまた唇を重ねる。

ルーはルーにキスをする。ルーはルーにキスをする。何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も。


「ん……んん……」

「はぁ……んん……」


二人は唇を合わせ続ける。その感触に酔いしれながら、ただ貪るように。


「んん……」


ルーはルーにキスをした。そしてルーの舌を絡め取るように深く合わせていく。ルーもそれに応えて絡み合うように絡める。二つの舌が激しく交わるなか、次第にそれは一つに溶け合っていくかのような感覚になる。だがそんな事はどうでもいいかのようにまた見つめ合い舌を絡ませあう二人……いやもう二人のその姿を言葉には言い表せなかっただけに目の前の彼女に全てをぶつける。

─このナルシストをめちゃくちゃにしてやると。

その思いは、もう同じである事を認めるしかなかったからなのか? それとも、ただ単純に目の前の女を犯したいだけなのか? それは二人にもわからなかった……いや、わからないふりをしたのかもしれない。だがもうそんな事はどうでもよかったのだ。今はただこの女を屈服させる事が最優先だった!


「んむぅ!」

ルーはルーの唇を奪うようにする!


「んん!!」


そしてルーもそれに答えるようにルーの唇に吸い付く!


「ん……」


─もう私達は一つしかない。互いのすべてを理解してしまい、認めたくない…だから……彼女じゃないと満足出来ない身体になってしまったのだから。


「んん!」


もう言葉はいらないとばかりに二人は唇を奪い合う!そして舌を絡ませる度にその舌の感触に酔いしれるかのようにさらに激しくなる。その這い寄るピンク色の舌は、お互いを貪り合うように絡みつく。

そして……また唇は離れる。ルーの唇とルーの唇が唾液で糸を引き合い、そしてプツンと切れるのだ。それはまるで二人の関係そのものを表しているかのようだったが……

また……キスがしたい!もっと味わいたいと体が叫ぶのだ!


「ねぇもう私の事、好きすぎでしょ?」


ルーがバカにするような笑顔でルーに問いかける。するとルーは怒り出し……


「何言ってるのよ!!そんな訳ないでしょう!?アナタこそ、私に夢中なんじゃないの?」


と反論した。そしてまた……



─ああもう!本当にこの女嫌い!! と二人は同時に思うのだ。その思考すら読み取れてしまえる程に同じだったからこそ、その考えを否定せざるおえなかった。だがそれは逆効果だったようで更に燃え上がった。もうその熱が今自分達の中で煮込まれていくのを感じながら二人が手を伸ばした場所は……

ルーはルーにキスをする。それはとても大切そうにまるで恋慕いするように、そしてそれが伝わってくるくらいに激しく舌を絡ませる二人のキス!どちらかが支配してしまうのではなく、互いが全てを交換し尽くすかのようなディープなそれに、思わず胸が高鳴るほどに興奮を覚えていたのだった!ただ絡まりあって舐めあって啜りあうようなキスは、息が苦しくなりそうなぐらいに濃厚だった。互いの口から唾液を滴らせながら二人は貪りあった。そしてまた唇が離れると……


「ふぅ……」


ルーは混じる髪を鬱陶しげに払い、それを近くで眺めるルーはニヤリとする。


「ふふ、息が荒くなってるわ」


そんな軽口を叩くその口を自分が塞いでやりたくなるほどルーを求めていた。ルーも同じことを考えているようだったがルーはそのプライド故に認めるわけがなかったのだが─それも互いの姿が映る瞳にわかってしまうのだった。だがもうそんな事はどうでもよかった。そして唾液を飲み込まれてあふれ出てしまいそうになった時は唇をずらしてそれを吸い付くす。


「ん……」


そして唇を離すと糸を引きながら離れる。


「あなたの方が息荒いわ」


ルーはルールカに問いかけるように。すると……─ああもう!本当にこのナルシスト女!!好きすぎでしょう!? と二人は同時に思うのだ。その思考すら読み取れてしまえるほどに同じだったからなのだろうか?それとも、ただ互いの事がわかりすぎるからこそつい口に出てしまう。


「好きに決まってるでしょ!!」



そんな思いをぶつけてしまいながらもぶつけ合うようにして唇を重ねるルーとルールカ。舌を絡ませれば絡み合うように暴れまわりそして唇が離れた。


「「な!?は、白状したわね!?」」

「わ、私は違うわよ!」

「私も違うわよ!」


信じられない!といった表情で動揺する二人。だがもう認めてしまったのだから仕方ないと二人はまた唇を合わせようとする。そしてまた唇が重なると……


─ああもう!本当にこの女私の事好きすぎ!!


「ん……」

「はぁ……はぁ……んん……」


ルーはルーにキスをする。ルーもルーにキスをする。それはまるで恋人のように、愛を囁きながらするキスのようであったが、その唇の感触はさっきより遥かに甘美なものだった。


─ああもう!本当にこのナルシスト好きすぎる!!好きすぎでしょ!!


「ん……んん」

「はぁ……んん」


蛍光灯の明かりに反射し髪が綺麗に映る。


「私ったら美し過ぎて罪な女ね」

「ならもっと美しい私は大罪な女よね」


─ああもう!本当にこのナルシストむかつく!!好きすぎでしょ!?

─ああもう!本当に私この女が可愛すぎて愛しくて堪らないわ!!好きすぎでしょ!!


と互いに胸を締め付けられるほどの思いが胸に溢れるのだ。だがそれは認めるわけにはいかなかった、それを認めてしまったらどうなる?そう考えてしまい二人は唇を合わせてしまう。するとまた唇が離れれば……


─ああもうこの女私の事好きすぎでしょ!?好きすぎるのよ!だから私は好きじゃないしアナタも好きじゃないの! ─はぁ!?アナタこそ私に夢中なくせに!好きすぎでしょうが!!このナルシスト!!好きすぎるのよ!だから私も好きじゃないし、アナタも私の事好きじゃないの! 

と二人は同じ思考に辿り着く。そしてまた唇を奪い合うようにすると……


─ああもう!本当にこのナルシスト可愛いすぎる!!可愛いすぎて心臓止まりそう!!好きすぎでしょ!?


「「んん……」」


もうその思いをぶつけるようにキスをする。そしてまた唇が離れると…

互いの髪を結び…


「髪まで欲しがるなんて、独占欲が強すぎるのはアナタでしょ?」

「そっくりそのままその言葉をお返しするわ」


と向き合い奪い合うようにキスをした。互いの首に腕を巻き付けて求め合う唇……そして離すまいと腰に手を回してしがみつくその身体、その髪を撫でながらも口付けを続けていきながら角度を変えて……見つめ合いその目はもう熱に浮かされている事には気づいていた。本当はもうどちらか本物かなどどうでもよかったのだ。ただこの目の前の女が好きで好きで堪らないのだと認めてしまえば楽になるのだろうとわかっていたが、その願いを拒み続けていたかったのかもしれない。なぜなら認めてしまえば、何かが壊れてしまいそうになりそうで……

─ああもう好きすぎてこのままじゃ私ダメになる。そろそろおしまいにしなければ。

そう思った時二人は……

もう何度目かわからない口付けをしたのだった。


「もう……そろそろ」

「ええ、そうね……」


もう何時間口付けをしていたのだろうか?いや、もしかしたら数時間しか経っていないのかもしれないが、それでもその唇はふやけてしまうほどキスし続けていた。だがそれも終わりにしようと二人は唇を離すと─


「ふふ」


ルーが笑い出す。その笑みはまるで小悪魔のような妖艶なものだった。そしてルーの髪を自分の髪に巻き付けながら言うのだ。それはまるで挑発するかのような口調で……

「アナタの髪、私の髪によく似合ってるわ。綺麗よ」


「アナタの髪も素敵よ?私の髪によく似合ってるわ。綺麗よ」


とルーも同様に言い返した。そしてまた二人して見つめ合う。それはまるでお互いを褒め称え、どちらが美しいのか競い合っているようだったがその瞳は対抗心よりも愛しさと独占欲を隠しきれずにその瞳には燃えていた。そう、それは二つの感情のように混ざりあって熱を持ち始めているのだとはっきりわかるように─


「アナタ本当に私が好きなのね?」

「アナタこそ、私の事が本当に好きなのね」


もう認めてしまえば楽になる。だがそれは同時に何かが壊れてしまうような……

そんな思いにかられていたが二人はもう我慢の限界だった!そしてルーはルーをベッドに押し倒すと横倒れになり。そしてまた見つめ合うと─


「ならもっと私に溺れさせてあげるわよ!」


とルーは言い放ちルーを押し返すように押し倒した!



「ふふ、可愛くないことを言う口ね。塞いであげるわよ!」


今度はルーが押し倒し返してやると─


「できるならやってみなさい!返り討ちにしてやるわよ!」


とルーは返す。そしてまた二人の唇が重なった!!お互いを押し倒そうと揉み合いながらキスをした!それはまるで押し合いへしあいするかのようにぶつかり合っていたがその口元は緩み、笑いそうになるのを堪えているようだった。だが結局それも長くは続かずに破顔すると─


「ああもう好きすぎるわよ!!」

「なによ私のことそんなに好きなの!?」


二人はまた唇を合わせていた!今度はルーからだった。ルーはその唇でルーの口を塞ぐようにキスをすると……


「んん!」


ルーはそれに対抗して唇を塞ぐようにキスをする。


「んん!」


だがルーも負けじと再度するすると動き回るルーの舌に自分の舌を絡めていく!そして互いに絡み合い、吸い付きながら唾液を交換するかのようにしてそれを飲み込むとまた唇を合わせる─その繰り返しだった。それはもはやキスというよりも獣同士の喰らい合いのようであったが、それが逆に二人を興奮させた。そして時折目が合うと情欲の炎は更に燃え盛り、その熱はどんどんと増していくのだった。そしてまた唇を合わせると─


「んん!」


ルーはルーに覆い被さる!そしてそのまま唇を奪い合うようにして絡み合う。そうしている間も二人はずっと相手を求めてやまなかった。ベッドの上で二人の美しい紫髪が絡み合っていた。その求め合う様はまさに狂ったようで……


「ああもう!好きすぎるのよ!!」

「私もよ!!アナタの事が好きで好きで堪らないわ!!」


もう認めるしかないと二人は思い始めていた。だがそれは同時に何かを失ってしまうようなそんな恐怖が襲いかかっていたのだ─だがそれでも二人の感情はもう止められなかった!だからだろうか、二人はまた唇を合わせていた。今度は互いに貪るように舌を絡ませ合い、唾液を交換しあうかのようにして飲み干していた。


─もう認めよう。私はナルシストでキス魔で、そして……


「「アナタの事が好き………何て!!絶対に認めてやんないだから!!!このナルシスト女!!」」


そしてまた二人は激しく唇を押し付け合っていた。お互いの腕が首に回されて互いの身体を抱きしめ合うようにする二人は、まるで一つになってしまったかのように密着していた。


「ああもう好きすぎるわよ!!ルーが可愛くない事言うたびに私おかしくなりそうになるのよ!?なんで私の事こんなに狂わせるわけ!?」

「そっくりそのまま言葉を返してやるわ!私が綺麗だって時にアナタ本当に可愛過ぎてどうしたらいいかわかんないのよ!」


もう我慢の限界だった!だからだろうか?思いの丈を全て吐き出すかのように二人はそう叫んでいたのだ。そしてまた唇を合わせると互いの髪を掴み合い、髪をくしゃくしゃにかき乱すようなキスをする二人!そうしている間も激しく絡み合う二人の舌は麻薬のように脳を犯していったのか……?お互いを求めようとずっと舌を絡ませていて─


「アナタの方こそさっさと認めなさいよ!!」

「アナタの方こそ早く認めなさいよ!!」


だから二人はずっと唇を重ねていた。それはまるで恋人同士がするような情熱的で濃厚なものだったのだが、それを自覚する余裕は今の二人にはなかった……いや、認めるわけにはいかなかったのだろう。だからなのか二人のその行為はとても歪な物だったかもしれない─だがそれでもお互いを想う気持ちだけは本物で……

ルーはルーの髪を自分の髪にくくりつけ、ルーはルーの髪を自分の髪にくくりつけた。

逃れられないように…

そして二人は見つめ合うと……






「「大好きなのよ!!」」










Related Creators