その恋敵は本当に他人ですか
Added 2024-10-31 15:00:00 +0000 UTC私…高峰澪の隣には恋敵である高月雫が座っていた。
私達は同じ男に恋をし、そして同じ男を好きになってしまったのだ。
私と雫はまるで双子のような容姿をしていた。むしろ双子よりもそっくりかも…
身長、体重、髪型など全てが同じだった。
艶々で綺麗な黒髪ロングヘアーで、スラッと細く伸びた足。胸の大きさや大きさ、お尻の形と形も同じだった。
性格まで似ていた。周りからは私達は似ていると言われる程だった。私は雫と何とか違うことを証明したかった。だから私は色々努力して…だけど全て全く同じ結果に終わってしまう…何をしても何になっても全てストーカーされるように一緒になってしまっているのだ。
そして、今日は遂に大事な日となったのだ……そう、文化祭の日だ。
私はこの日の為に色々な準備をしてきた。……そして私しか見られないようにして大峯山君を私のものにする為でもあるのだ。
私は努力してきた……全ては今日この時のためだけのために……なのに…………なのになんで、こんなことになったの?文化祭が終わり私は告白しようとしたが、彼が沢山の女の子に囲まれていて何も出来ずに屋上のベンチで座っていたら雫がやって来て……
「何?抜け駆けは許さないわよ?」
「抜け駆けなんかしてないわ……私は今日告白するつもりだったの」
「それは私も同じよ?」
「ならなんでここにいるの?告白しないの?」
「それは……」
雫は何かを言いたそうにしていたが、結局何も言わずに黙る。
「ねぇ……澪?」
「……何かしら?」
「貴女のその綺麗な髪…大峯山君に触らせたのかしら?ねぇ…答えなさいよ」
雫は囁くような声で私にそう言ってくる。私は静かに……そしてアホらしくて冷ややかに答えた。
「えぇ、触らせたわよ?それがどうかしたのかしら?」
「そ、それは卑怯じゃないかしら!?私の許可なしでそんなこと……」
「それは雫も同じでしょ?貴女も大峯山君に触らせたじゃない。どうして貴女の許可が必要なのかしら?」
「貴女の髪を一番触っているのは私よ!なのに…………」
近寄ってきて私の隣に座り密着して私を睨んでくる。
「近いわ。離れてくれない?」
「ねぇ!どうして?どうしてなの!?私に許可も取らずに……」
「そんなの貴女には関係ないでしょう?貴女だって許可なんて取ってなかったじゃない。」
「そ、それは……」
雫は黙り込む……そしてしばらくして……小さな声で言ってきた。
「なら澪……私と勝負をしない?」
「……勝負?どういうことかしら?」
私は彼女のその言葉に聞き返す。彼女は少し間をおいてから…
「私…貴女を惚れさせるから……貴女が惚れさせたら私の負け。逆に私が貴女を惚れさせることが出来たなら私の勝ち。どうかしら?」
「?どういうことよ…意味がわからないわ。女同士でそんな無意味な事必要かしら?」
「ただの女同士の遊びよ。それに私……貴女のことが好きなのよ?だから惚れさせてあげるから」
雫はそれだけを言い頬に口づけしてきた。私は思わず惚けてしまう。
そして勝負のことを告げて立ち去っていっちゃった。
私は一先ずそれで落ち着いて考えるが、勝ち負けがどうのとかは後にして、何故好きと言って去ったのだろうと思う。好かれる理由も意味もわからない…でも彼女の唇が柔らかくて…案外…こういう女同士のスキンシップに興味があった 変な気持ちになる。
「もう!何なのよ!あいつは!」
私は1人、屋上で叫んだ。
視点 澪
そして数日後、早速、彼女が仕掛けてくる。
「ねぇ澪、一緒に帰らない?」
「いいわよ……」
雫は笑顔で言ってきたので私も了承した。2人で教室を出て学校を出る。今日はちょうど大峯山君が用事があって先に帰っているから何も気にすることなく帰れるわ……そう思っていたのに…恋人みたいな手の繋ぎ方で彼女は私の手を握ぎってくる。
「な、何をしているの?」
「別にいいじゃない?減るもんじゃないし」
「……そ、そう……」
私は恥ずかしくなり声が小さくなってしまう。そしてそのまま無言のまま帰っていく……その途中、雫は私の髪を触ってきたり頬を触ってきたりしてくる。
「……何?」
「別に……触りたかっただけよ……」
「そう……」
私はそれだけ言ってまた黙ってしまう。そしてちょっと反撃しようとお洒落な喫茶店に入った。
「何にする?」
「そうね……私はこれにするわ」
「じゃあ私はこっちにしよ♪」
…あら…お互いに同じ頼むと思ったのだけど違うの選ぶのね……なら私はどうしようかしら?
「決まったかしら?」
「……ええ」
「じゃあ店員さん呼ぶわね。すいませーーん!」
雫が店員を呼んで私の分の注文をしてくれる。私はその様子を見守ったあと、席に戻った。彼女は席に着くと、私を見る。彼女の行動にドキッとしたが平常心を保ちながら私も彼女を見つめることにする……
キスって…結構気持ち良いじゃん。
しばらく経つと店員さんが来て頼んだものを持ってきてくれる。
「ごゆっくりどうぞー」
「ありがとうございます。頂きます」
私はそう言って一口食べた。う〜ん……美味しいわね♪もう一口食べようかしら?でも雫が私の食べ物を狙っているのよね……
どうしようかしら?そう思っていたら突然、彼女は私が食べていたスイーツを自分のスプーンで取って口に入れる。
「あっ……」
「はむ……うん!美味し〜」
「……ねぇ、それ私のよ?」
「別に1つくらいいいじゃない?減るもんじゃないんだし」
「……貴女のも貰うわよ」
「え?あ!ちょっと!」
私は雫のスイーツを一口食べる。……確かに美味しいわね♪それに柔らか…え?
「んむっ!?ぷはっ!?い、いきなり何するのよキスなんて……」
私は慌てて彼女を離して少し睨んだ。だけど彼女は優しく微笑んで私のことを見てくる。そんな純粋な目で見られると何だか恥ずかしくなるけど…
「ごちそうさま♪澪の唇美味しかったわよ」
妖艶に微笑む彼女に私は少しドキッとした。ムカついた私はやめとけばいいのに雫の唇を奪う。そして無理矢理舌を絡ませて貪る……
「んちゅ♡れろぉ……れるれるっ……んっ♡」
「んん〜!んむ〜!!ぷはっ!ちょっと澪、いきなり何するのよ!?」
「先にしてきたのは貴女でしょ?それに私はまだ足りないわ……」
「もう……仕方ないわね」
彼女はまた妖艶な笑みで私を見てくるので私も対抗して妖艶に微笑んでみせる。そして私達はそのままキスをし続けたわ……
でもさすがに店員の視線がキツくなってきたわね。
「……私のもあげる」
「いいの?」
「いいわよ……」
……うん……これもなかなかね。私達はそれからしばらく喫茶店で時間を潰した後、帰ることにしたのだが…
「キスしたいなら自分から来なさいよ」
「……う、うん。じゃあやるわよ?」
私は照れ隠しにそう言うが彼女は頬を赤くして改めて言ってきた。だけどその顔は耳まで赤く照れているように見える。そんな状態でするつもりかしら……そう思っているうちに彼女は私の肩を掴み顔を近づけてくる……そしてそのまま唇を合わせてきた。
「……ん……」
「んっ……ちゅ……」
「はぁ……はぁ……」
「はぁ……はぁ……」
お互い息切れする。でも雫はそれでもまだ足りないようでまたキスをしてきた。今度はさっきよりも長く……そして激しく……
「んちゅ♡れろぉ♡れるるっ♡」
「んん〜!んっ!ちゅっ!」
私はそれに答えるかのように舌を絡ませていく。雫はそれに反応するように私の頭に手を回してくる。私も負けじと彼女の腰に手を回す。そのまま私達はしばらくキスを続けた後、やっと離れた。
「はぁ……はぁ……」
「……ねぇ澪?」
「何よ?」
「……好きよ」
「貴女本当に…あいつのこと好きだったの?」
私達はもう一度キスをしたの。今度は軽く触れるだけのキス。
そして、今度は映画館にやって来た。2人でチケットを買い席に座る。上映時間になり映画が始まった。内容は恋愛もので私は肘をついて真剣に見ていたけど、雫は頬杖をついたり私の手を握ったりして遊んでいた。
だから、このくらいなら大丈夫よね?そう思って彼女の唇を奪う。
「んっ!?ちょっと澪!?」
「黙って……私ばっか見てるからよ」
私はそのままキスをする。そしてしばらくすると彼女は受け入れてくれたので、舌を入れてみる。すると彼女もそれに応じてくれて……お互いの舌を絡めた。しばらくした後、唇を離し見つめ合う。
「……ねぇ澪?私もう我慢できないのだけど?」
「奇遇ね、私もよ」
私達は映画館で恋人同士がするような行為を繰り返したわ。その後は家に帰る途中にある公園のベンチに座ってキスをしたり耳を甘噛みしたりしていたの。途中で誰かの視線を感じたけど気にせず続けていたわ。
「はぁ……はぁ……」
「……ねぇ、そろそろ帰らない?もう夜遅いし」
私はそう言って立ち上がった。彼女は不満そうにしながら私についてくる。
そしてまたキスをしてくるのだった……その後も私達は家に着くまで何度もキスをしたり手を繋いだりして帰ったわ……まるで恋人のようにね……
─ねぇ…本当に私達って前までこんなことする仲だったけ?
私は疑問に思ったけど……別にいいかと割り切ることにする。だってもう戻れないところまできてしまったんだもの。
私の綺麗な黒髪が雫の綺麗な黒髪と混ざり合って艶めき合っていて、それはまるで私達の関係を表しているようで……
私達はそれからも抱き合ったりキスをしたりして恋人のような関係を続けていくことになる。最初は疑問に思っていたけど今ではもう慣れてしまったわ。それに…同じ顔の女に好かれるっていうのも案外……悪くないわね? 雫。
視点 雫
─貴女本当に…あいつのこと好きだったの?
その澪の問いには答えられないわ。だって最初から澪の事が大好きだったもの…でもだって私が好きな相手が他の人のことを好きになったからって諦められるわけないじゃない!だから私決めたの、絶対に澪を惚れさせるってね。
でも案外澪はチョロかった。
私がちょっとアピールするだけで顔を赤らめたり照れたりするんだもの。
……ごめんね澪♪でもこれはこれでありね♡だってこうして貴女とずっと一緒に居られるのだから……それに今はもう好き同士だし構わないよね? だから私は今日もキスをするの……
─黙って……私ばっか見てるからよ
澪はそう言いながら私にキスをしてきたわ。私もそれに応じて舌を絡ませる。しばらくした後、彼女は唇を離した後、妖艶な笑みで私を見てくる。その目はまるで獲物を狙う肉食獣のようで……
ねぇ澪?私もう我慢できないのだけど?
─奇遇ね、私もよ
その言葉を聞いた私は思わずニヤける。やっとこの時が来たわ!これでようやく貴女を自分のものにできるのね♪ 私達は家に着くまで何度もキスをしたり手を繋いだりして帰ったわ。途中で誰かの視線を感じたけど、気にせず続けていたわ。
─ねぇ…本当に私達って前までこんなことする仲だったけ?
コピーした私が言うのもなんだけど…チョロい貴女がいけないのよ? 私はそう思いながら澪の綺麗な黒髪が私の綺麗な黒髪と混ざり合って艶めき合っているのを見て私は微笑む。─本当に貴女は私の思い通りになってくれるんだから♡澪
澪と同じになって良かったわ。
こうして貴女を射止めることができたのだから……