鍵を回収するためにはまず、私達はこの部室棟から出て別の校舎に移動する必要があります。
出発した部室は3階建ての建物の3階にあるので、1階まで降りる必要があります。
部室を出た私達はたまに聞こえる物音に怯えながら歩き、いつもならすぐに部室棟なんて出口まで辿り着ける筈なのにのろのろとしか進んでいけません。
しかもただでえ遅くなってる歩みに、快感と恐怖でガクガクと震える足が拍車をかけ、その速度を更に遅くしてしまっています。
ひたひたと歩く裸足の足の裏に直接廊下の床が触れ、空調の風が全裸の体を撫で上げることで全身で裸で大学構内を歩いてることを実感させられてしまいます。
「陽子ちゃん…私達本当に全裸で大学の中を歩いてる…エアコンの風…んっ!気持ちいい…」
エアコンの風で感じてしまう…
「足の裏も冷たくて気持ちいい…」
陽子ちゃんもこの状況で感じまくってしまっているようです。
狂おしい程の快感の嵐の中でも、五感は研ぎ澄まされていく…
少しの物音でもすると体が竦んで動けなくなる…
ふらふらと歩いては物音がする度に立ち止まる…そんなことを繰り返しながらなんとか階段にたどり着きました。
「巴先輩…私が下の階を気を付けるので、巴先輩は上の階をお願いします」
「う、うんわかった…」
陽子ちゃんが一段、一段ゆっくりと降りていきます。
私はその少し後について上の階の方に耳を澄まし、視線を向けながら下に降りていきます。
周囲に神経を張り巡らせながら、一段また一段と降りていき、踊り場で一旦立ち止まり上と下の階を確認し、また降りていきます。
3階から2階はなんとか何事もなく降りることができました。
2階から1階へと降りる途中、階段の踊り場にたどり着いた時でした。
物音がしたと思ったら、陽子ちゃんが慌てて階段に身を隠すように屈みました。
「巴先輩…座って下さい…下の階で扉が開いたみたいです」
その言葉に慌てて私も階段に座り込みます。
「よ、陽子ちゃん、だ、誰か…出てきたの?」
「いえ、まだ見えないです…でも今降りると見られちゃうかもしれないです…」
この階段のすぐ下に誰かくるかもしれない…そう思うと恐怖と不安…そして快感がこみ上げ、体が震えてきます。
「陽子ちゃん…私…こ、怖いの…見つかるの事もだけど…こんな状況でも感じてる自分が…」
その気持ちを和らげようと震える左手で陽子ちゃんの太ももに思わず触れてしまいました。
陽子ちゃんの体…熱い…
陽子ちゃんの体は汗でしっとりと濡れていました。
太ももに突然触れられたことに驚いたのか陽子ちゃんの体がピクリと反応します。
「巴先輩…大丈夫ですよ…私も同じです…」
そういうと陽子ちゃんも右手で私の太ももに触れてきました。
その手も同じように震えていました。
「ほら…ね」
その時でした、下の階と足音と喋り声が聞こえて来ます。
開いた扉から何人かの集団が出て来た感じです。
何を喋っているのはわかりませんが、階段の方に向かって歩いてきています。
互いの太ももに置いた手が震えて緊張感が高まってきます。
もし…もし…階段の方に来てしまったら…
「よ、陽子ちゃん…階段…んっ!上ってきたら…どうしよう…見つかっちゃうよ」
出て来た生徒が階段を上ってきたら私達は上に戻る以外に道はありません。
しかし上の階に逃げたからといって、部室には鍵が掛かっていて入れません。
もし一番上の階まで上がってこられたら絶対に見つかってしまいます。
私達に出来ることはここで隠れながら「上がってこないで」と祈る事だけです。
「巴先輩…んぅ!!う、上は大丈夫ですか?」
「大丈夫だと思う…音も聞こえないし…」
下から聞こえる話声がどんどんと大きくなって、こちらに近づいて来ていることがわかります。
人数はわかりませんが、何人かの集団のようです
「巴先輩…もうすぐ来そうです…静かに…」
コクリと頷いて息をひそめます
シーンと静まり返った階段の踊り場で変態二人の荒い息使いが響きます。
それはどんどんと声が近づいてくるたびにどんどんと悪化していきます。
近づく声…高まる緊張感と何パターンも頭をよぎる見つかった時の妄想…恥辱の嵐が私の体内で吹き荒れ、途方もない快感へと変換されていきます。
触ってもいないのに体は小刻みに痙攣してしまいます。
陽子ちゃんも同じ様子で手を置いたふとももはさっきよりも熱を帯び、小刻みに痙攣しています。
それは恐怖と緊張感、それに匹敵する快感によってもたらされていました。
来ないで…来ないで…そう思いながら、上の階を気にしつつ、ひたすら通り過ぎるのを待ちます。
そして陽子ちゃんの体がビクリと震え、私の太ももに置いた手にギュッと力が入りました。
ついに来たんだ…私からは見えませんが遂に目で歩いてきた人たちの姿が見えんだとわかりました。
遂に10mちょっと下の1階廊下を何人かの集団が通り過ぎていきます。
階段の前を通り過ぎるて見えなくなるまでの時間は十秒もなかったかもしれませんが、私達にはまるで無限にも引き伸ばされたように感じました。
来ないで…私達の痴態を見られてはいけない…でも見て欲しい…私達の露出を穴が開くまで視姦して欲しい…
そして声が部室棟の外へと消えていくと、緊張して強張っていた二人の体から力が抜けると同時でした…
「っ!!!?」
「うぅ!!?」
私達はその極度の緊張から解放された反動で二人そろって絶頂してしまいました…
「ねぇ…巴先輩…私…イっちゃった…」
「私も…」
「巴先輩…私…もっと、もっと恥ずかしいことしたい…」
「私も…陽子ちゃんともっと…露出したい…」
逃げ場のない極限の露出…それに押され私達は露出マゾの階段を転げ落ちていきます。
「行きましょう。陽子ちゃん…何時までもここにいたらまた誰か来ちゃう…」
「んっ…そう…ですね」
私達は絶頂の余韻で力が入りにくい足腰に鞭打ってなんとか立ち上がると最後の階段を下り始めました。
まだ露出は始まったばかりここで見つかってしまうなんてもったいない…
もっと…二人でもっと恥ずかしい露出がしたいのだから…
声には出さずとも私達二人は全く同じ考えでした。
あおい
2020-07-13 14:58:55 +0000 UTChandsomebook
2020-05-21 22:49:44 +0000 UTC